
An-2(Y-5)
北朝鮮は約300機(282機?)のAn-2(Y-5)を保有し、6個の輸送連隊に配備されている。初期に旧ソ連から供与されたAn-2以外、大半は中国から輸入したY-5だが、生産施設も建設しており1990年代頃まで毎年数機のAn-2を生産していた。中国から供与されたY-5及び北朝鮮で生産された An-2のうち何機かは、フロートを装備した水上機タイプ(旧ソ連名An-2V/中国名Y-5C)である。北朝鮮はAn-2をベースにした WIG(Wing-In-Ground effect)機を開発しており、特殊部隊で使用しているという(旧ソ連はAn-2をベースにしたWIG機、An-2Eを1973年に試作している)。 An-2は空軍の輸送部隊(高麗航空の民間機としても使用される)の他に陸軍も少数機を保有しており、パラシュート降下部隊の訓練に使用されている。韓国は2007年10月末に「最近の石油価格上昇により燃料が枯渇しているため、北朝鮮はAn-2による訓練飛行を完全に停止している」と報道したが、韓国軍はこれを否定した。
An-2は古い設計だが単純な構造で、整備性に優れており極めて信頼性が高い。胴体はモノコック構造の全金属製だが、主翼の一部と水平尾翼は布張りで作られている。主翼は複葉で上下の翼は1対の支柱で連結されいる。エンジンは空冷星型のASh-21(760hp)。のちに1,000hpのASh-621に変更された。中国製のY-5はASh-621のコピーである活塞5を搭載している。小さい機体であるため輸送能力は高くないが、10~12人程度の兵士を載せる事が出来る。北朝鮮の元山から発進したAn-2が片道飛行で作戦を行なう場合、九州北部、四国、山陰、山陽などの地域まで到達する事が可能。
北朝鮮のAn-2は通常の輸送業務以外に、低速・低高度で韓国領内に侵入し、特殊部隊を隠密裏に展開させる役目を負っている。An-2の離着陸距離は短く(離陸153m、着陸173m)、ゴルフ場や広場などある程度開けた場所(水上機型なら海岸や湖面など)であれば容易に着陸し、特殊部隊を降ろす事ができる。1950年代前半に韓国軍は工作員を乗せた黒色塗装のAn-2を鹵獲した。韓国軍はAn-2の侵入を警戒し、ソウル近郊の予想侵入経路に対空機関砲を配備し、迎撃訓練を行っている。またゴルフ場などには着陸妨害用のワイヤーや障害物などが設置されている。北朝鮮は1996年に「人間爆弾」と呼ばれる特殊兵士からなる部隊(第38空挺旅団?)を創設した。これは爆弾を身体に巻きつけた人間をAn-2から降下させ重要施設を爆破する部隊で、女性のみで構成されている小隊もある。
(日本周辺国の軍事兵器より)
http://www6.atwiki.jp/namacha/pages/251.html
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要はエンジンなどの部分以外は、木製で布張りということですね。