燃料電池の中でもエネルギー効率が高い「固体酸化物型」を小型化する技術を開発したと、 物質・材料研究機構(茨城県つくば市)などが20日付の英科学誌ネイチャーマテリアルズ(電子版)に発表した。
これまで一部の業務用などには使われていたが、内部が高温にならないと作動せず断熱材などが必要になり、小型化が難しかった。
今回の技術で実用化できれば、ノート型パソコンや携帯電話などに使えるようになるという。
燃料電池は、水素と酸素の化学反応で電気を取り出す。 反応を促す「電解質」に固体酸化物を使うタイプのうち、これまで実用化されているものは、千度という高温が必要だった。
研究グループは、固体酸化物に「イットリウム添加ジルコン酸バリウム」という物質を採用。
化学反応の効率を低下させないよう結晶と結晶のすきまを埋めると、350度でも作動できる可能性が高いと確認し、断熱材などとの併用で小型化にめどが付いたという。