大手3銀行、利益1兆円規模 9月中間で4年ぶり水準
2010年10月26日 19時18分
三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)など大手銀行3グループの2010年9月中間連結決算の純利益が合計で前年同期の約3倍の1兆円規模となり、金融危機前の06年9月中間決算(計1兆1431億円)以来4年ぶりの水準を回復する見通しとなった。国債の売買など市場関連部門が好調だったほか、企業倒産が落ち着いたことで不良債権処理費用が減少したことが利益を押し上げた。
三井住友FGの純利益は5月時点では1600億円だったが4千億円前後に上方修正する見通しで、週内に発表する。みずほFGは1800億円を見込んでいたが、予想より上振れて3千億円前後に、三菱UFJも当初見込みの1700億円から3千億円程度になる見通しだ。
市場関連部門では、8月に長期金利が7年ぶりに1%を割るなど低水準となり、国債価格が上昇したことなどで収益が積み上がった。東京商工リサーチによると10年4~9月の企業倒産件数が前年同期より約15%減少したことも業績を下支えした。
ただ、貸し出し需要の低迷や低金利による利ざやの縮小など本業の経営環境はなお厳しい。最近は円高や海外経済の変調などで景気の先行き不安も強まっている。
(共同)http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010102601000852.html