【コラム】韓国は依然として「未知の国」(上)
2002年7月のことだ。米国ボストンのある大学院に派遣された記者は、学校側から名札を渡された。およそ200人いる入学同期生らと共に、胸に付けるためのものだ。そこには、記者の名前の英文表記と一緒に「South Korea」と書かれていた。わたしはすぐに教務課に出向き、担当の職員に、「なぜ名札に韓国の正式な国号を書かないのか」と抗議した。この職員は、申し訳ないと謝罪した後、「Republic of Korea」と記した名札を作り直してくれた。だが、記者の希望通りに大韓民国の英名国号が書かれた名札を付けていると、米国の同期生から、同じ質問を何度も受けた。「南から来たのか、北から来たのか」。二日後、記者は再び教務課に向かった。今度はわたしが申し訳ないと謝り、国の名前を、もともと大学側が表記していた「South Korea」に書き直してもらいたいと頼んだ。
それから8年の歳月が過ぎたが、今でもなお韓国のことをよく知らなかったり、南北を混同している米国人と会うことは非常に多い。「奥地」が広がる米国中部・西部地域だけでなく、ワシントンでもそうだ。窓口で対応する公務員も、「南なのか、北なのか」と尋ねてくる。「ここに北朝鮮人がいるとでも思うか」と怒ったところで、意味などない。
米国議会で議員の補佐官として勤務する在米韓国人2世は、少し前、記者と会った際にため息をついた。「わたしが韓国系だということを知り、南から来たのか、北から来たのかと尋ねられる度に、神経質になる。議会ですら韓国と縁がない議員や補佐官らはあまりにも韓国のことを知らない」
光り輝く国が近くにあるので、普通の小国はかすんでしまいますね。