中国紙から
―法制晩報―
中国の小学校には「班幹部(学級委員)制度」があり、仕事内容が明確に決められ、また職責も負います。では他の国にはこうした制度はあるのでしょうか。また、あるとすれば班幹部はどのように選ばれるのでしょう。
記者が取材した結果では、教育体制や理念が異なることから各国ともそれぞれ特色があるようです。
たとえばマレーシアでは先生が任命、日本では「石頭剪子布(じゃんけん)」によって選ばれ、イギリスでは生徒の自薦を重視し、韓国ではミニ大統領選といった様相を呈します。
まずはその韓国からみていきましょう。
班幹部の構成は、班長、副班長、総務、学習部長、財務部長。
班幹部の選出は、あたかも大統領選のようです。ちがいがあるとすればそれが子供っぽいことぐらいでしょうか。韓国松亭小学校の趙副校長に訊いてみました。
まず小学校においては始業時に、先生が班長や班幹部になりたい子供の立候補を募ります。立候補を認められた子供は選挙の前に、1週間の準備期間をあたえられます。この期間が票集めの「選挙運動期間」となるわけです。
立候補した子供は、たとえば宿題をしたくないというクラスメートの声が大きければ「先生と掛け合って宿題を週1回にしてもらうよう努力します」と公約し、また学校の催事に参加して認められたいという子に対しては「自分に投票してくれれば、活動に対して便宜をはかります」と言って票を集めます。
なかにはお菓子の袋詰めを配ったり、母親と協力して美味しい手料理をふるまったりする子供もいますが、それが先生に見つかると「買収」とみなされて立候補は取り消されます。
これが中学になると、さらに成績やその子供の性格、人間関係の処理の仕方などが問われます。模範生として学年やクラスをまとめあげられる力のある子供が求められるようになるのです。
マレーシアでは協和小学校の羅月清が答えてくれました。
班幹部の構成は、学長、班長、小組長、衛生股長。
学校が始まると班幹部を選出しますが、小学校の4年までは一般に先生が任命します。ひとつのクラスに正副2人の班長がいて、仕事は先生の補佐とクラスをまとめること。
ひとクラスあたりだいたい30人の生徒がいて、5つまたは6つのグループに分けられ、そのグループごとに「小組長」が設けられます。これらも4年生になるまでは先生が任命します。
これらのほかに学校全体の秩序を委ねられる「学長」というのがあります。学長となるのは成績の優秀な子供で選挙によって選ばれます。
マレーシアの班幹部制度でいちばんの特徴はネクタイの色。学長は赤、班長は藍色、衛生股長は青、小組長とその他の生徒には学校指定のネクタイはありません。
日本です。
班幹部の構成は、班長、机と椅子の当番、給食当番、掃除当番、黒板当番、電気をつけたり消したりする当番、下駄箱当番、忘れ物当番、保健委員などです。
日本では、小学校でも大学でも生徒はすべてが「班幹部」です。これは日本人が出しゃばることがあまり好きではないという性格に起因しています。
兵庫県神戸市のとある小学校の校長はこう答えてくれました。
日本の小学校には「いじめ」の問題があるため、自分の子供が「いじめ」にあわないよう願う父兄は「出る釘」となることをいちばんに嫌うのです。
小中学校には、すべてのクラスに給食当番、掃除当番などの「幹部」がいますが、選挙による選出はありません。また先生による任命もありません。たとえば授業のはじめに「起立」「礼」をする「班長」にしても席順で決められ、生徒たちは交代でその役割を担うのです。
掃除当番や下駄箱当番は自薦、あるいはじゃんけんで決められます。
校長は言います。当番にあたるのに能力は関係しません。そのときどきの運です。
イギリスの班幹部構成は班長、小組長など。至ってシンプルですが、班長には専用の休憩室が与えられます。
「テレグラフ」紙の北京駐在員、ピーター・フォスターからこのあたりを訊くことができました。
小学校では通常、班長や班幹部といった制度はありません。中学、それも上級生になると先生の補佐をしたり、教室や運動場を管理する班長が選ばれます。
フォスターによると、私立校ではこうした班長にラウンジを用意、休み時間にこのラウンジでコーヒーを飲んでくつろぐ特権を与えているのだそうです。
班長は先生の信任を得ますが、もとより学生たちは他の国と比べても縛られませんから管理といってもその職責は大きいものではありません。班長は基本的に自薦によって推されます。
班長さえない学校も珍しくはありません。小中学校では子供たちそれぞれの興味のありかに従ってグループが作られ、グループリーダーが作られることもありますが、分業で職責を与えられることはありません。生徒間の競争を回避しているということもあります。
最後はアメリカです。
幹部構成は、学校委員会を構成する「議員」たち
ウィスコンシン州の高校に在学するレベッカは、この数日間、目がまわるような忙しさでした。
学校がはじまって1ヶ月のうちに選挙がおこなわれるの。
自信があるという彼女は、入学したての昨年も選挙に立候補しましたが、演説の緊張から多大なストレスを抱え、最後には敗北したという苦い経験があります。
通常、学校には10人からなる「委員会」があり、その委員会は生徒3名、先生7名から構成され、委員は生徒だろうが先生だろうがすべて「議員」と呼ばれます。
委員会で議題として扱われるのは、たとえば食事や食堂の改善、授業のうける上での生徒たちの不満を吸い上げて訴えたりといったもので、議論されたものは生徒たちにフィードバックされる仕組みです。
「政治的な趣があるわね」レベッカは言います。

東京都立陣代高校2年4組出席番号41番、ごみ係兼かさ係の相良宗介が織り成す、ギャグあり、シリアスあり、バトルシーンありの小説、フルメタル・パニック!
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