韓国伝統茶(かんこくでんとうちゃ)
朝鮮半島で伝統的に飲まれてきた飲料のこと。便宜的に『茶』と呼ばれているが茶葉を使わないものも含む。
朝鮮半島では、高麗時代までは仏教の影響で、中国人が記録するほど喫茶文化が盛んだった。
しかし李氏朝鮮時代には仏教弾圧、お酒を重視する儒教文化の影響などにより、仏教とともに伝来してきた喫茶文化は寺院や王室、両班など一部を除き衰退した。
朝鮮半島はもとより気候的に茶葉栽培に適した土地が少なく、現在は全羅南道の南部などでわずかに栽培されているのみである。
一説に拠れば韓国の伝統的な茶は元々茶色が主流で緑茶は少なかったが、今では緑茶が主であり、これは日本統治下で日本の茶文化の影響を受けたものであるとされる。
また、伝統的な韓国式茶道(正確には茶礼)を復興させる試みもある。
朝鮮半島では元来庶民の間で茶葉を使用しない飲料が広く飲まれており、伝統的な茶の喫茶習慣の衰退後は茶に替わる嗜好飲料として確立した。
これらも現在韓国伝統茶と呼ばれる。