浜岡原発から放射能が漏れた場合の被害想定図
例年の夏の風向き
そのときが来たら大阪もOUT !
燃料プールですけれども、これは原子炉建屋の上の方にあるんですね。この中にだいたい10炉心分くらいの千数百体の燃料が最大入っている可能性があります。

そこの燃料については、滞留期間が短いのもいれば、長いのもいるわけですね。古い時代の10年くらい前の燃料ならば、もはやそうそう熱も発生しませんので、溶ける心配はないだろう。しかし、この前の定期検査で取り出したばかりの燃料ということになると、まだ十分高い熱を出していますので、これが露出するようなことがあれば、それもメルトダウンを考えなければいけない。
ただ、燃料取り替え用プール自体は非常に大きなもので、深さも10m近くありますので、そこの水が地震の初期にプールが破壊されて、一気に水が抜けてしまうことが起きれば、もうお手上げですね。けれども、そういうことが起きずに、ポンプが止まったという状態だけなら、すぐにメルトダウンということは考えなくても大丈夫だろうと思います。
もし冷却ポンプが壊れれば、プールの水がブクブク沸騰し始めて、泡立ってきますね。ただ、沸騰していても中に水がある限りは冷却能力はありますので、それが空気中に露出するまで水位が下がってしまわない限り、メルトダウンはたぶん起らないだろうというふうに考えていいです。
ただし、破損燃料というものを考えないわけにはいかない。沸騰中の燃料表面はまだちゃんとラックの中に入って存在するというのが大条件です。倒れてしまったり、崩れたりという条件になってしまうとまた全然変わってしまって、しかも水が入らないような潰れ方をしてしまった場合、そうするとスリーマイルになってしまいますので、スリーマイルのように溜まった熱の部分の水が全部蒸発して抜けてしまって空洞ができる。
そこにあった燃料が溶けてしまうんです。上の方は水がまだいっぱいあるのに、そこには内部の温度が上がって、上がると水が蒸発して蒸気が発生します。その圧力が外から水の侵入を防いでしまうんですね。

Global Networkホームページより
その空間部分でどんどん発熱反応が進んでしまって、燃料破損、メルトダウンが起きるという可能性はありえますので、燃料ラックが壊れずにちゃんと燃料を保持していること、これが大前提です。
設置許可申請書を読んでいても、少なくとも地震で燃料ラックが崩壊しないようにと確かに書いてありますね。ここが崩れてしまうと前提条件全部崩れてしまうので、メルトダウンを考えないわけにはいかないのですが。そこが崩れないようにしてあれば、プールの水がある限りメルトダウンは回避可能であろうというふうに思います。
極端なことを言うならば、プールの水がどんどん減って行って露出しそうになったら、消防用のポンプをつないできて、海水を汲み上げて中に投入するという方法でもメルトダウンを防ぐことはできます。後は塩害でぼろぼろになりますけれども、放射能を放出するよりはまぁましでしょうということです。