【中国ブログ】北朝鮮がわが国式の改革開放?…無理です
「深度男人」さんはこのほど、北朝鮮の経済改革についてのブログを発表した。
中国をモデルにするとの見方があるが「北朝鮮には条件がない。無理」との考えを示した。
北朝鮮の指導者、金正日(キム・ジョンイル)総書記は訪中を繰り返している。
中国首脳との会談だけでなく、上海や深セン(広東省)、揚州(江蘇省)など、経済先進地域の視察が目立つようになった。
金総書記は国内でも経済発展に力を入れる考えを示しており、中国の改革開放を見習おうとしてるとの見方が出た。
「深度男人」さんは、中国側の考えを、「北朝鮮の社会的動揺が同国政権の安定に影響を与えることを望んではいない」と論じた上で
「(中国当局は)北朝鮮の先軍政治が中国国内で問題視され、最終的に中国社会の思想と統治の安定に波及することを心配している」、
「世襲政治、特に社会主義体制下の世襲政治については、当然ながら批判的」と主張した。
「深度男人」さんは、北朝鮮が改革開放を進めるにあたって、中国の影響は極端に大きくはなく、「決定的なのは米国だ」と主張。
中国の場合、改革開放を進められたのは、トウ小平の大胆な政策決定だけでなく「最も重要なのは、米国の支持だった。
米国はソ連とのバランスを考えた」と主張した。中国を伸ばすことはソ連を抑えるという米国の国益に合致したとの見方だ。
「深度男人」さんは、北朝鮮が世襲制を続けていることを改めて重視。
「欧米諸国は、極端な独裁政権を排除する方向に動いてきた。これはひとつの分岐点になる」と指摘。
イラクやリビアなどの例を見て、「金正日はぞっとして、核兵器を手放すわけにはいかなくなった」、
「中国はそれでも北朝鮮に対して配慮しつづけるかもしれない。しかし、欧米も日韓も“北朝鮮封鎖”を緩めるわけにいかなくなった。したがって、北朝鮮が改革開放を実施する条件はない。改革開放は無理だ」という。
「深度男人」さんによると、「金正日もおろかではなく、改革開放は不可能だと気づいているだろう」という。
すなわち、中国の経済先進地域を視察したのは、改革開放を真剣に考えているとのポーズを示すためで、
実際には「中国にさらに、大慈善家としての役割を果たしてほしい」と求めるためだ。
「深度男人」さんは、「中国にとって北朝鮮とは“ウィン・ウィン”の関係では絶対にない」、
「病気の金正日は家族政権の延命を得るために、中国側の『経済改革をせよ』との求めに応じるふりをしているだけ」との考えを示した。
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◆解説◆
中国で、改革開放の推進が「自国指導者の決定よりもむしろ、米国の思惑が決定的だった」との見方が披露されることは、それほど多くない。
日本も中国の改革開放には、最大限の協力をした。
1970年台中盤までの中国は◆極端なイデオロギー優先◆軍事力偏重◆閉鎖主義・排他主義――などの特徴があり、
西側諸国にとっては“巨大な北朝鮮”のような存在だった。
日本は「中国を国際社会と普通につきあえる国にした方が、自国の安全保障にとって有利だ」と判断したという。
対中円借款(ODA)についても「核兵器まで保有する国を助けるべきでない」との批判があったが、
「中国ができるだけ“まとも”な国になった方が、日本は助かる」との考えがあった。(編集担当:如月隼人)
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