韓国軍:パトリオットミサイル用レーダー相次ぎ故障
2011年09月19日11時30分
提供:朝鮮日報
■韓国軍の防空網を担う主要兵器
パトリオットミサイルは敵の航空機やミサイルを空中で撃墜する地対空ミサイルで、40キロ以上先の目標物や高空での防空を担う韓国軍の防空用主要兵器だ。 韓国軍は2009年、弾道ミサイルや巡航ミサイルによる攻撃に対応する「韓国型ミサイル防御システム(KAMD)」の計画を取りまとめ、これを実行するた め1兆3600億ウォン(約938億円)以上の予算を投じ、八つの砲台にパトリオットミサイルを実戦配備した。一つの砲台には六つの発射台と1台のレー ダーが設置されている。
元国防部(省に相当)長官で与党ハンナラ党の金章洙(キム・ジャンス)議員によると、パトリオットミサイルを発 射するには標的を追跡するレーダーが8台必要となるが、そのうち1台は今年3月にパワーサプライ(電源)が、別の1台は4月にコンプレッサーが、もう1台 は敵味方を識別するIFFカードと周波数発生器が故障し、現在稼働がストップしているという。また軍は当初、ドイツから購入する予定だった3万2149種 の修理用付属品のうち、7月までに確保できたのは全体の10%に当たる3142種にとどまっているとのことだ。専用のレーダーが長期にわたり故障したり、 整備が必要となった場合に備えた代替用の機器(MF)もまったくない状況だ。中距離ホークミサイル用レーダーの場合、MFの保有率は10%前後を維持して いる。
この問題について、空軍は「来年初めごろの戦力化を目標に、現在は制限的に稼働している。そのため問題が発生する可能性はある。 ただし、故障した部品は年末までに輸入できる見通しのため、来年の戦力化に問題はないだろう」と説明している。しかし、金章洙議員の事務所の関係者は「空 軍は2009年4月に砲台の戦力化が完了したと発表し、その後も、合同参謀本部によって戦闘準備維持体制の確認作業が行われている。それにも関わらず戦力 化が完了していないのなら、合同参謀本部は戦闘準備維持体制を見直す必要がある」と指摘した。
■レーダーの相次ぐ故障
空軍は1980年代半ばから次期対空ミサイル(SAM‐X)事業としてパトリオットミサイルの導入を進めてきたが、予算の問題で先送りされた。その後、紆 余(うよ)曲折を経てドイツ軍が使用していた中古のパトリオットミサイルを2006年に導入した。しかし、発射台とミサイルは迎撃能力が制限された PAC2とGEM+型を、地上の操作機器は米国製の新型PAC3を導入したため、まさにつぎはぎ式の配備といえる。これにより予算は1兆ウォン(現在の レートで約690億円)ほど節約できたが、さまざまな問題が表面化した。専門家は今回の故障についても、このつぎはぎ式の配備が原因で起こった可能性があ ると指摘している。
また、韓国軍が北朝鮮の長射程砲による奇襲攻撃を受けた際、敵の発射台を攻撃するための対砲兵レーダーの故障も相次 いでいることから、韓国の国防体制において敵を監視する「目」に相当するレーダーシステムに問題があるのではないかとの指摘もある。過去5年間で韓国軍が 保有する旧型の対砲兵レーダーTPQ‐36は98回、TPQ‐37は60回にわたり故障している。
そんなことではミサイルが当たってしまうではないですか!w
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