
中国の高速鉄道「武広線」を全面密閉、警官1000人単位で監視
広州日報によると、12月中に開業が予定されている中国の高速鉄道線「武広線」は、線路内などへの違法立ち入りを防ぐために高さ1.8メートルのフェンスで敷地を囲むだけでなく、1キロメートル当たり2人の警察官を配置し、「全面密閉・徹底監視」体制を採用する。
武広線は武漢(湖北省)と広州(広東省)を995キロメートル結ぶ高速鉄道線で、営業最高時速は350キロメートル。武漢・広州の所要時間はこれまでの11時間から4時間に短縮する。
中国の鉄道関係者は
◆列車は最高で秒速約100メートル。近づくだけで、強風に巻き込まれる
◆線路上に500グラムの物体を置くだけで、衝突時の衝撃力は500キログラム以上になり、列車転覆などをもたらす
◆線路沿いに変電所まで引かれている電線には22万ボルトの電圧がかかっており、線路上方の架線は約3万ボルトで極めて危険
――などを述べ、従来の鉄道線に比べ“次元の異なる”安全対策が必要と主張した。
武広線の警備では警察官が1000人単位が投入される。全天候型の監視カメラも導入す。
中国では高速鉄道に絡み、フェンスを乗り越えての敷地進入や物品放置だけでなく
◆設備を破壊したり盗むこと
◆周囲300メートル以内での風船や気球の使用
◆施設近くでのごみの投棄や焚き火
――などの禁止事項が定められている。
中国では鉄道の高速運転が始まってから日が浅く、沿線住民の理解度も低いとされる。高速道路でも1990年代、北京市近郊で住民がフェンスに穴を開けて「近道」を作り、横断中に自動車に轢かれる事故が発生した。
サーチナ 2009/12/01(火) 10:03 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1201&f=national_1201_007.shtml