
大韓航空(KAL)の昨年の乗客数が、前年に比べ3.9%減少したことがわかった。中国人の韓国旅行や韓国経由での渡航が増えたため、中国路線は乗客が7.0%増加した一方、日本人の韓国旅行や韓国経由での渡航が減ったため、日本路線は乗客が15.4%減少した。特に成田-仁川線では21.3%減少した。大韓航空の関係者は「乗客が減少した理由としては円安、格安航空会社(LCC)との競争が挙げられる。日本から韓国を経由し、米国や欧州などに行く乗り換えも減少し、他路線まで影響を与えた」と説明している。
大韓航空は大リストラに踏み切る方針を既に固めている。保有する株式や不動産、さらには燃費の悪いジャンボジェット機など売却するなどして約3兆5000億ウォン(約3315億円)の資金を調達すると発表した。
アベノミクスの裏で起こっている「朴槿恵不況」の影響もあり、大韓航空が属する韓進財閥は経営環境が厳しい。大韓航空は昨年1-9月期が赤字だったことから、2013年期全てで赤字を計上するものとみられる。今回、大韓航空が実施を予定しているリストラは、自社の経営立て直しだけでなく、財閥内で倒産寸前に陥っている韓進海運の支援を行う目的も含まれている。弱った企業がより弱った企業を救うという構図になることは否定できず、最悪の場合、同時多発破綻の懸念も残る。
今年は、もしかすると「大韓航空最後の年」になりそうです。
記事の右側にあるANAの広告を見てもわかりますが、2014年3月末より、東京国際空港(羽田)の国際線が大幅に増えます。

大手航空会社では、LufthansaやAIR FRANCEが自社運航で乗り入れるようになります。Philippine AirlinesやVietnam Airlines、AIR CANADAも乗り入れを始めます。

日本の航空会社ではJALが自社運航による羽田-ロンドン線や羽田-ホーチミン線、ANAが自社運航による羽田-ジャカルタ線や羽田-バンクーバー線を開設します。

もちろん、成田国際空港からの国際線が完全消滅するはずもなく、アフリカの大手航空会社Ethiopian Airlinesや日本の大手航空会社Skymark Airlinesが成田発着国際線への新規就航を予定しています。既存の航空会社ではVietnam Airlinesがダナン線を開設するほか、JALがニューヨーク線やモスクワ線の増発を予定しています。

なお、JALは2014年度後半にも関西国際空港(大阪)発着の自社運航中・長距離国際線を復活させます。既に大阪-ロサンゼルス線を定期便で再開させることを決めており、大阪-ロンドン線も年度内にチャーター便で運航を再開したのち、2015年度の定期便化を検討しています。また、訪日需要が高まっていることから、シンガポール線など東南アジア路線の再開も検討しています。