JR東海 米国テキサス新幹線に技術支援
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20161013-OYTNT50025.html読売新聞 2016.10.13

JR東海は12日、米テキサス州ダラスに設けた子会社「高速鉄道技術コンサルティング」(HTeC=エイチテック)が、新幹線システムによる高速鉄道計画(テキサス新幹線)を進める地元企業に、技術支援を行う契約を結んだと発表した。テキサス新幹線の計画の具体化を後押ししそうだ。
テキサス新幹線は、ダラス―ヒューストン間(約385キロ・メートル)に東海道新幹線の主力車両「N700系」の海外仕様を走らせ、1時間半以内で結ぶ。契約は12日、計画を進める現地企業「テキサス・セントラル・パートナーズ(TCP)」との間で結んだ。
JR東海は今年5月に現地法人を設立し、現地事務所は今月11日にオープン。車両、施設、電気などの技術の専門家ら16人を派遣しており、今後、駅や路線の設計、要員訓練プログラムの作成などTCPが進める計画の具体化を支援する。
TCPは建設費120億ドル(約1・2兆円)を民間から集める。JR東海の支援で技術的な裏付けのある計画の具体化が進めば、資金集めの後押しにもなる。
TCPは2017年としていた着工を18年3月末に、開業を21年から22年に、延期した。計画の具体化の過程で見直したという。JR東海の柘植康英つげこうえい社長は12日の記者会見で「22年開業が実現するよう最大限支援したい」と意気込みを語った。JR東海は既に、米連邦鉄道局(FRA)が進める安全基準の策定や、FRAと州政府による環境影響評価の手続きも支援している。