2017.8.9 19:05更新
わずか5秒で時速310km到達 次世代交通システム「ハイパーループ」、真空チューブでの高速試運転に成功(動画あり)

ついにハイパーループの車両を使った試験走行が成功した。Hyperloop Oneは、米ネバダ州の砂漠に建設したテストコースで試験運転を行い、最高速度時速310kmを記録した。その模様を動画で紹介する。
「未来の音」は、まるで愛猫の死を嘆く魔女の声のようにも聞こえる。それは、ハイパーループが出す音だ。
イーロン・マスクが描いたチューブ輸送の夢、ハイパーループ。その実現のためにつくられた企業Hyperloop Oneは、7月末に輸送用ポッドの試運転を実施した。ポッドは全長約9m、アルミニウムと炭素繊維で出来ており、その見た目はくちばしのついたバスのようである。
そのポッドは、ネバダ州の砂漠地帯に設置された全長約490mのコンクリート製チューブ内で、3,000馬力を超える力を生み出す電気推進システムを使い、約5秒で時速310kmに到達した。
■商用化での道のりは、まだまだ遠い
直径約3mのチューブ内でポッドが加速する過程で、16ある車輪は格納され、磁気浮上に切り替わった。日本やその他各地で高速鉄道に活用されているこの磁気浮上技術は、超音速に近いスピードを達成するのに必要なエネルギーと抗力をカットする。また、Hyperloop Oneのエンジニアが、チューブ内をほぼ真空状態にして気圧を標高6,000mと同程度にまで下げたことも、高速走行を達成する一助となった。
「ハイパーループの商業運転の時代の幕開けです」と、Hyperloop Oneの共同設立者で会長のシャーヴィン・ピシェヴァーは述べた。
確かに大きな一歩ではあるが、この先に控えている長い旅路のなかのたった一歩だ。7月末の試運転は、このコンセプトのよい証明にはなった。しかし、本当の試練は、ハイパーループを動かすことではなく、その実用化にある。
ハイパーループが真に軌道に乗るためには、飛行機や高速鉄道から客を奪えるくらい安く運営できなければならない。乗客や貨物をほぼ真空の状態を崩さずに乗せる必要もある。さらには、駅の設計・建設をし、さらに公共機関関係者たちからハイパーループ建設の合意をとりつけなければいけない。
主任技術者のジョシュ・ガイゲルは、Hyperloop Oneはそれらの無数の課題の解決に実際に取り組んでいると言う。ハイパーループがうまくいくかは誰にもわからないが、少なくともどのように聞こえるかだけはわかっている。不気味だ。
http://www.sankei.com/wired/news/170808/wir1708080001-n1.html
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パイプラインの中をカプセルが高速移動する・・・トラブルが発生したときに救援出来るのか?
地震対策は考慮しているのか?
どうも上手くいくと思えないな。
( ´-д-)
チューブの中を高速列車が走るというのは、
手塚治虫の『マリンエクスプレス』を思い出すな。
あれはトラブった末にとんでもない結末になったけど。
( ´-ω-)

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余計なものが関わったから『Kの法則』が発動して失敗するに一票。
<ヽ`∀´> パルリパルリ~♪
2017.07.21 FRI 08:00
韓国政府、わずか4年後の「ハイパーループ」始動を計画──超高速な「真空チューブ輸送」は実現するか
韓国政府は、超高速輸送システム「ハイパーループ」の4年後の実用化を目指し、開発元の米企業と協定を結んだ。技術面よりも、規制やコストの問題が大きいというこの構想。イーロン・マスクが考案した「未来の輸送システム」は、果たして本当に実現するのか。
TEXT BY ALEX DAVIES
TRANSLATION BY MIHO AMANO/GALILEO
WIRED(US)
韓国の首都ソウルから、約320km南東の釜山(プサン)まで、韓国高速鉄道(KTX)で3時間弱かかる。どう考えても速いとはいえない。それゆえ韓国政府は、イーロン・マスクが提唱している超高速輸送システム「ハイパーループ」を導入し、この2つの都市を30分で移動できるようにしたいと考えた。
韓国政府が“ハイパーループ熱”にかかったのは2017年1月だった。このとき同政府は、ハイパーループという「真空チューブ輸送構想」の実現方法を探るにあたって、漢陽(ハニャン)大学に支援を求めた。さらに6月20日、チューブの中を超音速に近い速度で乗客を輸送するために必要となるノウハウの一部を、Hyperloop Transportation Technologiesが提供するという協定が発表された。
初めて聞いたという人のために簡単に説明しておこう。ハイパーループとは、テスラとスペースXのCEOを務めるイーロン・マスクが2012年に提唱した長距離高速輸送システムだ。貨物や人を載せたポッドが、真空に近いチューブの中を超高速で疾走する。空気抵抗は最小限に抑えられており、チューブ内で浮上するポッドに摩擦はほとんどない。マスクは、このシステムは時速1,120km以上で走行すると想定しており、ロサンゼルスとサンフランシスコの間をあっという間に移動できるとしている。
マスクはすでに、電気自動車の製造、ロケットの発射、地下トンネルの建設で手一杯なため、ハイパーループの実現方法の解明については他社に任せている。このアイデアを推進している企業のひとつがHyperloop Transportation Technologies(HTT)だ。同社は4年に及ぶ取り組みで、チューブ内を真空に近い状況にする方法について、かなり素晴らしいアイデアを思いついており、現在フランスのトゥールーズでは乗客用カプセルも生産している。
同社のCEOダーク・アルボーンは、「生産の準備は整いました。最大の障害は規制です」と述べている。
こうした障害を取り除くことは、このシステムを4年で立ち上げて稼働させたいと考える韓国政府にとっては大して難しくはないはずだ。政府が官僚に対して、敷設権や環境再調査などを支援するよう伝えれば済む。「政府によるこうした支援が必要です」とアルボーンは言う。
HTTは、いくつかの政府から支持を得ている。スロヴァキアではハイパーループシステムを構築する契約を結んでおり、アブダビではプロジェクトについての検討が行われている。またロサンゼルスとサンフランシスコの中間ではテストトラックの建設が進んでいる。
HTTのフルタイム社員は30名ほどだが、作業のほとんどはスペースXや米航空宇宙局(NASA)、ボーイングなどで定職をもつ800人を超えるエンジニアに割り振られている。エンジニアたちは、時間と専門知識をストックオプションと交換し、素晴らしいものをつくり上げるチャンスを得ているのだ。
エンジニアたちの作業や、真空システムメーカーのLeybold、世界的な工業設計企業のAecom、複合材サプライヤーのCarburesなどの提携企業のおかげで、チューブの中を移動する時代は近い、とアルボーンは考えている。「もはや技術は問題ではないのです」
稼働するハイパーループに近いものを誰も実際にはデモンストレーションしていないという事実は脇に置いておくにしても、この挑戦は単に技術をうまく使い、規制の迷路を抜ければ済むものではない。コスト効率を高くすること、ましてや利益を出すことは至難の業だ。アルボーンは原価計算も済ませているが、高速鉄道や飛行機といった既存の交通手段から相当数の客を引き付けることのほうが、チューブの中にポッドを疾走させることより難しいかもしれないと語っている。
https://wired.jp/2017/07/21/hyperloop-south-korea/