エア・ドゥ経営統合 ソラシドエアと来秋にも 持ち株会社検討 コロナ禍初の航空再編
05/14 01:25 更新
AIRDO(左)とソラシドエアの尾翼
AIRDO(エア・ドゥ、札幌)と九州を拠点とするソラシドエア(宮崎市)が、2022年秋に共同持ち株会社方式の経営統合を検討していることが13日、分かった。今月下旬にも発表する。新型コロナウイルス禍の長期化により両社とも経営状況が大幅に悪化しており、機体整備などで協力することで経営効率化を図る。コロナ禍をきっかけとする国内航空会社の再編の動きは初めて。
新たに共同持ち株会社を設立して、その傘下に両社を置き、それぞれのブランドは維持する方向。関係者によると、合併など踏み込んだ統合形態とした場合、収益性の高い羽田線の発着枠が1社分しか割り当てられなくなる可能性があり、2社分の割り当てが維持できる共同持ち株会社方式を検討しているという。
燃料・資材の仕入れや機体整備の共同化、事務の共通化などによるコスト削減を見込む。
持ち株会社設立に先駆け今夏にも、両社の筆頭株主である日本政策投資銀行が、優先株を引き受ける形で数十億円ずつの資本増強の支援を行う方針。
両社は19年に業務提携契約を結び、コスト削減などに向けた検討を共同で進めていた。コロナ禍の直撃により20年9月中間決算の純損益はエア・ドゥが67億6500万円、ソラシドエアは54億6600万円の赤字をそれぞれ計上。赤字額はいずれも過去最大となった。
エア・ドゥは北海道新聞の取材に「生き残りをかけてさまざまな検討をしているが具体的に決まったことはない」(広報)、ソラシドエアは「同業他社と共同でできることを模索し、いろんな検討をしている」(広報)とコメントした。
エア・ドゥは14機、ソラシドエアは12機を保有し、政投銀のほか全日空が出資する。(堀田昭一、徳永仁、山田崇史)
<ことば>
AIRDO 札幌市に本社を置く中堅航空会社で、1996年に北海道国際航空として設立。2012年に現在の社名に変更し、エア・ドゥと呼ばれる。新千歳や旭川を含む北海道各地と、羽田や神戸などを結ぶ路線を運航する。20年9月中間単体決算は純損益が67億円の赤字で、売上高は前年同期比69・2%減の78億円だった。従業員は約千人。
ソラシドエア 宮崎市に拠点を置く中堅航空会社で1997年設立。前身のスカイネットアジア航空が債務超過になった後、2015年に社名変更した。九州各地と羽田や那覇などを結ぶ路線を運航する。20年9月中間単体決算は売上高に当たる営業収入が前年同期比61・9%減の81億円、純損益は過去最大の赤字額の54億円。同9月末時点の従業員は約940人。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/543431
================================================================
運輸業はどこも大変だねぇ。
( ´-д-)