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切り取りだ言うなら「全文掲載」してやるよbyウジ

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【全文】物議醸す静岡・川勝知事の訓示 新入職員を前に職業差別? 繰り返される失言「みなさんは頭脳・知性高い」

テレビ静岡2024年4月2日 火曜 午後5:30



川勝知事が新入職員への訓示で、第一次産業や第二次産業を蔑むかのような発言をしたことが物議を醸している。

知事はかつて御殿場市を揶揄するかのような発言をした際に「切り取られた」と釈明し、3月に特定の高校や自治体への揶揄とも受け取れる発言や性別による役割を決めつけるかのような発言をした際にも「切り取りというのが問題」と述べたことから、


以下、訓示の全文(原文ママ)を掲載する。



県職員としての危機管理の重要性を強調

静岡県庁職員5800人くらいいるんですけれども、県庁の職員すべてを代表致しまして心からご歓迎を申し上げたいと思います。

(採用試験は)難関だったんじゃないですか?そうでもないですか?

聞くところによると県庁の職員になるには、かなり高度な試験をマスターしなくちゃいけないと。かつ、そのための準備も一方ならぬものがあるという風に聞いております。

こういう形で皆様方、同期になられた数は233名であります。そして、きょう、この本庁に配属になった方たちが77名いらっしゃる。

残りの156名の方たちは、きょう1日からそれぞれの出先機関で辞令を受けるなり、そして、いま研修を受けられているという風に承知しておりますが、ともあれ、本当は全員にお顔を見せていただき、お話しをしたかったんですけれど、70何名の方だけとはいえ、こうした形でお目にかかれて大変うれしゅうございます。

今年はご案内の通りですね、能登半島ですさまじい地震がございまして、まだ厳しい生活を受けられている方がたくさんいます。

一番最初に心得ておくべきことは危機管理です。静岡県は皆様方、生まれるはるか前、1979年、昭和で言うと54年になるでしょうか、その頃にですね、東海地震説というのが唱えられまして、で、東海地震で確実に静岡県は被害を受けると、1979年のことでございましたが、それ以来ですね、毎年、危機管理のための防災訓練をしていました。

そのうち東海地震だけで単発で起こるんではなくて、東南海地震と連動する可能性があると、いや南海地震と三連動する可能性もあるということにもなりまして、いまはですね、南海トラフの巨大地震、これはプレートテクトニクスによって起こる地震ということですが、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込む時にズレて起こる地震ということで、この地震が仮に起こりますと何もしなかった場合、30万人くらいの方たちが犠牲になると言われています。

そのうち静岡県だけで10万人くらい犠牲になる、そういう数値が2013年くらいに出ました。

静岡県では、もうその時からそれをゼロにしようということで、現在は8割くらいの人が想定ですけれども助かる形になっておりまして、ただし、まだ全員が助かるというのは見えていない。

ですから、能登半島の大きな地震というのは決して他人事ではありません。

従って、いつ何時そういうことが起こるかもしれないと、私どもはパブリック・サーバント、公僕ですからまずは自分が元気でなくてはいけませんので、自己の危機管理を最優先にしつつ、どういう風に人を助けるということですから、人助けのために何をするべきか、それぞれの班なり、部局で何をするべきかということが共通認識になっておりますので、また抜き打ちの、場合によっては防災訓練が行われる可能性もあります。

その時にですね、戸惑わないで、落ち着いて、人を助けるためにまず自分が何をするべきかということを心得ておかねばならないという風に思います。

これが、まず静岡県の、県庁としてですね、360万人の人たちの生命と財産を預かっておりますので、これを守るという危機管理をしっかりみんなの中に叩き込んでですね、仕事してください。

川勝知事が説く公務員の“心構え”
それからですね、公務員ですから人の役に立つと、それから社会の役に立つということがとても大切です。なかなか自分でそういう気持ちを持っていてもですね、それが出来るものではありません。

そのためにはですね、やはり「職員の皆様方は立派だ」という風に尊敬されていくことがとても大切で、これからコンプライアンスといって、法令順守のこともいろいろ言うかもしれませんけれども、基本的にですね、公務員として身に私を構えないと、公務においては身に私を構えない、これも大切なことですね。

それから、心は素直で嘘偽りを言わないと、これもとても大切なことです。

それからですね、ちょっと難しいかもしれませんけれども、上にへつらわない、下に威張らない、まぁ下がいませんね…ですから、上にへつらわないと。そういう気持ちが出てきてもですね、逆に仮に威張る人がいたらですね、こういうような上司にはならないということで反面教師にしてください。上にへつらってはならない、下に威張らないと。

で、言葉遣いはとても大切です。ですから「です・ます」調というのが基本になるようにしていただければと思います。上司の方々もそれを心がけていますけれども、やはり年齢が離れていたり、責任が違いますので、場合によっては口語調あるいはタメ口になるかもしれませんけれども、基本的に言葉遣いは礼儀正しくするということがとても大切です。

それから何よりも人の艱難(かんなん)はこれを見捨てないと。人が困っている時にですね、助けるというのが我々の仕事です。

ただ、それぞれ預かっている部局によって、これは自分の担当ではないということがあるかもしれません。だけど、静岡県庁に来られる人たちは何か助けを求めて来る人、返事を求めて来る人がいますから、どうしたらこの人に力になれるか、それを一緒に考えるということが大事ですね。

そういう癖を持つと。これは先例がない、前例がないということではなくて、どうしたらこれを解決できるかというように考えると。

みなさんもこれから60過ぎくらいまでお仕事されるわけですけれども、様々な部署に行かれると思います。その時にどういう風にすると一番いいかなということをですね、仮にその決定権を持っていなくても考えるということが大切ですね。

で、もし可能なら、その担当局の方に紹介して差し上げるということも、それを出来る勇気を持っていたら大したもんです。人の艱難はこれを見捨てないということですね。

それからですね、我々はふじのくに静岡県といいます。富士山、これは2013年6月22日に世界文化遺産になりました。信仰の対象、または芸術の源泉ということで、あの品格のある姿、その姿を自分の心の姿にしていただければと思いますね。富士山に向かって恥ずかしいことをしない。つまり自分、天知る、地知る、己は己のことを知っていますから、天知る、地知る、そして自らも知っているということで、そこに富士山を鑑として恥ずかしいことはしないということです。

それからみなさん優秀ですから、なかなか物をわかってくれない人がいるかもしれない。その時にですね、情理を尽くすということが大切です。理屈ではわかっていても、腹にストンと落ちない場合があります。ですからハートtoハートで、その心からこうすると本当に良いというように言って差し上げるとストンと落ちる場合がある。ですから情と理、情理を尽くして、自分が正しいと思う信念を貫くということが大切です。

川勝知事の潜在意識?職業差別を露見



そしてですね、そのためにはですね、やっぱり勉強しなくちゃいけません。実は静岡県、県庁というのは別の言葉でいうとシンクタンクです。毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいはモノを作ったりとかということと違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たちです。


ですから、それを磨く必要がありますね。で、それは磨き方はいろいろあります。知性を磨くということ。

それからですね、やっぱり感性を豊かにしなくちゃいけない、それから体がしっかりしてないといけませんね、ですから文武芸、三道鼎立と。文武両道というのは良く聞くでしょう。

しかしですね、美しい絵を見たり、良い音楽を聞いたり、映画を見たり、演劇を見たりした時にですね、感動する心というものがあると望ましい。

ですから、自分の知性がこの人に及ばないなと思ってもですね、知性というものを大切にするということが大事ですね。そのためにはやっぱり勉強しなちゃいけません。それから体を鍛えると。しかし、スポーツが苦手な人もいらっしゃるでしょう。でも、スポーツを楽しむことはできますね。見たり、楽しむこともできます。まぁ無芸大食の人もいるでしょう。しかし、芸術を愛することはできますから、文武芸、三道鼎立ということでですね、豊かな人間になっていただきたいと思います。

人に情けをかける、物の哀れを知ると昔からそういう風に言われますけれども、人に情けをかけることはですね、情けは人のためならずという言葉がありまして、つまり人のために助けるんですけども、結果的には自分のためになっているということが多いんです。

ですから、人に情けをかけるという、困っている人は助けるということを、こうしたことをやってください。

川勝知事が語る自らの“信念”
私はですね、いま8つくらい言ったわけです。身に私を構えず、上にへつらわず、正直であること、上にへつらわず下に威張らず、それから情理を尽くす、恥ずかしいことはしない、そしてですね、信念を貫く、そして情理を知る、人に情けをかけると、こういうことを言いましたが、まぁ富士山ですから末広がりで8つということですが、私が自らに課していることを前提に言っておきますと、来る者を拒まないと。

知事室にお越しになる可能性があると思いますけれども開けっ放しです。東館の5階にあります。私の知事室は16年前までは開かずの扉で、部長さんあるいは副知事さんしか入らなかったそうですが、私は就任その日から観音開きの扉は開けっ放しです。ですから、いつでも入れるようにしてあります。来る者を拒まないという、そういう気持ちを表しているんですね。

それから助力は惜しまないと。そのために存在しているのだと思っておりますから。

で、大事なことは次です。見返りを求めないということです。とても大切なことですね。助けてあげる代わりに見返りをと言っては絶対にいけません。来る者は拒まず、助力は惜しまず、見返りを求めず、これを僕は実践してきました。

手腕を自画自賛?知事が語る静岡の魅力
いま静岡県はですね、注目されています。移住希望地、日本一が4年連続です。同時にですね、本当に移住してくる人が毎年増えているんですね。2020年に1300人くらい、2021年に1800人から1900人くらい、2022年ですか…2600人を超えました。

で、昨年度どうなるかちょっとまだ数字は出ていませんけれども、実際に移住してくる方々の年齢構成もわかっておりまして、30代前後の人が8割を超えているんです。驚くべきことでした。

つまり、2020年で81.4%が30代前後、2021年で82%あまり。2022年で、また1%増えて83%。つまり、ちょうど30前後になりますとお子様ができたりですね、結婚したり、一番お金がかかる時ですね。その人たちがですね、静岡は食材も豊富だし、自然もキレイだし、コロナの時のように家の中で巣ごもりしなくても、外に出てですね、体を動かせるということもあるのかもしれません。おそらくお子様のためではないかと思います。

それと同時に仕事もオンラインでできるようになったということもあって、で、交通の便もいいですから、従って移住が増えているんではないかという風に思っていますけれども、ですから選ばれる県になっているんですね。

去年、皆様方も大変だったと思いますけれども、ようやく5月に(新型コロナが)感染法上の5類になって、まだマスクされている人は大事なことです。まだ完全にはリスクがなくなったわけではありません。

用心することはとっても大切ですけれども、基本的にですね、正常に段々なりつつあります。

そんな中で、昨年、文部科学大臣がですね、静岡県にも東アジア文化都市の日本代表になってくださいと、日本・韓国・中国、その各国から1つの自治体が選ばれまして、その国の、その都市の文化の顔になるという、それが去年だったんです。2023年でした。そして、それまで9つの自治体がやってきたわけですけれども、その記録をすべて塗り替えました。

数字をあげますと、だいたい参加している人の数の最高が360万人くらいだったんですけれど、1000万を超えまして、1378万でしたかね。ものすごい人たちが文化活動に参加したんですよ。

そして、いろいろな認定された事業数では、これもですね、その時まで300件くらいだったと思いますけれども、静岡県で1000件近くなりました。それから、経済波及効果というのがあります。経済波及効果というのは、それまでの最高が90数億円だったんですが、なんと345億円といったかな?それは報告書が出ていますので、ご覧になればいいと思いますけれども、すべての記録を塗り替えてですね、言ってみれば…なんて言うんでしょうね、日本の本当の顔、文化首都ですね。もう自他ともに許すといってもいいというくらいになりました。

それから、これからパリ五輪が開かれますけれども、富士山が世界遺産になったのが11年前の6月でした。

それからですね、お茶畑が世界農業遺産になったり、ワサビが世界農業遺産になったり、とうとう世界クラスの地域資源と人材、五輪で金・銀・銅メダルを獲るとか、天野先生のようにノーベル賞を獲られるとか、そういう世界クラスの地域資源と人材群がいま150件を超えております。ちょうど、あと2カ月ほどで11年になります。11年というと月数に直すと132カ月、11年でね。我々150数件あるわけです。1カ月に1件以上の割合で、世界クラスが降ってくるんですね。そういう県です。すごい県ですよ。数字がそれを示しているわけですね。

ですから、いまウクライナであるとか、あるいはガザでですね、人が人を殺めるという本当に悲惨なことが起こってますけれども、一方で国際連合というのが戦後作られまして、そして、世界を平和にしていこうと、そして、いろいろなプロジェクトを起こしているんですけれど、その中にサステナブル・ディベロップメント・ゴールズという、いわゆるSDGsというのがあります。17のゴールが書かれているんですけれども、190数カ国あってですね、その一番近い、理想に近いところはどこの国かというと、まぁ観光客がたくさん増えている部分もあって、それは安全だからですね、キレイだからです。ですから、日本ではないかと思います。完成形はありませんけれどもね、生まれて死んでいく、会社が潰れるとかいろんなことがありますから、完璧な姿というのは、これは理想は追い求めなくちゃいけませんけれども、完璧ではないとはいえ一番理想に近いところに日本はいると思います。

その47都道府県の中で一番理想に近いのはどこかといった時にですね、ふじのくに静岡県といっても、そう当たらずとも遠からずという風に思いますね。

まぁいい時に入って来られました。で、いま偶々ですね、3月23日から浜松の浜名湖畔、そこにフラワーパークというのとガーデンパークというのがありまして、すでにフラワーパーク、これは市が管理されているんですけれども、塚本こなみ先生が美しい花を手にされています。で、4月6日、今週末にはガーデンパーク、静岡県が管理しておりますガーデンパークもオープン致します。6月のはじめまでですね、花の祭典、2004年に花博がありまして、ちょうど20周年ということで、花博2024というのが開催中です。

ですから、一度どういうものか、1つ2つ、ガーデンパークの方についての見どころを言っておきますと、世界で最も美しい庭を作れる人、これは世界で最も歴史の古いチェルシー・フラワーショーというのが、ロンドンであるんですけれど、20世紀のはじめからあります。

で、それの最初はRoyal Horticultural(英国王立園芸協会)総裁、そのトップはこないだまでエリザベス女王でした。いまはチャールズ3世ですね。そのエリザベス女王が自分の息子のように「すごい人だ、この人は」と、「緑の魔術師だ」と言った人がいます。その人が石原和幸さんと言いますけれども、石原和幸さんがこの花博2024のためにですね、富士山と浜名湖を一体にした名庭園を作ったということがございます。

それから「のたね食堂」というのがあります。そこに若い学生さんたちがデザインした「のたねデッキ」というのがあります。入ってすぐのところですが。そこを登って見るといいでしょう。

それからですね、一番の奥にモネの、ジヴェルニーのモネの庭があります。睡蓮が咲いて、それを模したんですけれど。元々、ジヴェルニーの庭はモネさんが日本の庭を模したわけですね。で、日本でそれをやったらですね、もっとたくさんの花が咲くので、いまそれを花の美術館といっています。そこも見どころです。

他にもたくさんありますけれど、そういうところをですね、巡られて、静岡県は花の都なんだなという風に思ってもらうのも、浜松市というのはモノづくりの職工さんの町だと思っていたら、こんなキレイなところがあると。

そしたら、食べ物もたくさんありますよ。食材がですね、439あります。2位のところはどこの県と言いませんけれども218です。218を2倍すると?436でしょ?439あるんですよ。食材も王国です。

で、花の数も、いわゆる品種としては704あります。バラだけでも1000品種くらいありますよね。品目として704。品種としては1品目につき、最低でも100品種くらいありますから、ガーベラなど400~500品種あるんじゃないでしょうか。花の都ですね。食の都、花の都です。

そういう自然豊かなところでありますので、そこで文武芸三道鼎立して、明るく、富士山に向かって「ここで仕事をした」と言えるようなですね、そういうこれからの公務としてのすばらしい人生、充実した人生を送ってくださるようにお祈り申し上げます。

改めて、皆様方をお迎えできたことを大変光栄に思っております。以上です。

(テレビ静岡)


https://www.fnn.jp/articles/-/679812

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【全文】物議醸す静岡・川勝知事の訓示 新入職員を前に職業差別? 繰り返される失言「みなさんは頭脳・知性高い」

テレビ静岡2024年4月2日 火曜 午後5:30



川勝知事が新入職員への訓示で、第一次産業や第二次産業を蔑むかのような発言をしたことが物議を醸している。

知事はかつて御殿場市を揶揄するかのような発言をした際に「切り取られた」と釈明し、3月に特定の高校や自治体への揶揄とも受け取れる発言や性別による役割を決めつけるかのような発言をした際にも「切り取りというのが問題」と述べたことから、


以下、訓示の全文(原文ママ)を掲載する。



県職員としての危機管理の重要性を強調

静岡県庁職員5800人くらいいるんですけれども、県庁の職員すべてを代表致しまして心からご歓迎を申し上げたいと思います。

(採用試験は)難関だったんじゃないですか?そうでもないですか?

聞くところによると県庁の職員になるには、かなり高度な試験をマスターしなくちゃいけないと。かつ、そのための準備も一方ならぬものがあるという風に聞いております。

こういう形で皆様方、同期になられた数は233名であります。そして、きょう、この本庁に配属になった方たちが77名いらっしゃる。

残りの156名の方たちは、きょう1日からそれぞれの出先機関で辞令を受けるなり、そして、いま研修を受けられているという風に承知しておりますが、ともあれ、本当は全員にお顔を見せていただき、お話しをしたかったんですけれど、70何名の方だけとはいえ、こうした形でお目にかかれて大変うれしゅうございます。

今年はご案内の通りですね、能登半島ですさまじい地震がございまして、まだ厳しい生活を受けられている方がたくさんいます。

一番最初に心得ておくべきことは危機管理です。静岡県は皆様方、生まれるはるか前、1979年、昭和で言うと54年になるでしょうか、その頃にですね、東海地震説というのが唱えられまして、で、東海地震で確実に静岡県は被害を受けると、1979年のことでございましたが、それ以来ですね、毎年、危機管理のための防災訓練をしていました。

そのうち東海地震だけで単発で起こるんではなくて、東南海地震と連動する可能性があると、いや南海地震と三連動する可能性もあるということにもなりまして、いまはですね、南海トラフの巨大地震、これはプレートテクトニクスによって起こる地震ということですが、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込む時にズレて起こる地震ということで、この地震が仮に起こりますと何もしなかった場合、30万人くらいの方たちが犠牲になると言われています。

そのうち静岡県だけで10万人くらい犠牲になる、そういう数値が2013年くらいに出ました。

静岡県では、もうその時からそれをゼロにしようということで、現在は8割くらいの人が想定ですけれども助かる形になっておりまして、ただし、まだ全員が助かるというのは見えていない。

ですから、能登半島の大きな地震というのは決して他人事ではありません。

従って、いつ何時そういうことが起こるかもしれないと、私どもはパブリック・サーバント、公僕ですからまずは自分が元気でなくてはいけませんので、自己の危機管理を最優先にしつつ、どういう風に人を助けるということですから、人助けのために何をするべきか、それぞれの班なり、部局で何をするべきかということが共通認識になっておりますので、また抜き打ちの、場合によっては防災訓練が行われる可能性もあります。

その時にですね、戸惑わないで、落ち着いて、人を助けるためにまず自分が何をするべきかということを心得ておかねばならないという風に思います。

これが、まず静岡県の、県庁としてですね、360万人の人たちの生命と財産を預かっておりますので、これを守るという危機管理をしっかりみんなの中に叩き込んでですね、仕事してください。

川勝知事が説く公務員の“心構え”
それからですね、公務員ですから人の役に立つと、それから社会の役に立つということがとても大切です。なかなか自分でそういう気持ちを持っていてもですね、それが出来るものではありません。

そのためにはですね、やはり「職員の皆様方は立派だ」という風に尊敬されていくことがとても大切で、これからコンプライアンスといって、法令順守のこともいろいろ言うかもしれませんけれども、基本的にですね、公務員として身に私を構えないと、公務においては身に私を構えない、これも大切なことですね。

それから、心は素直で嘘偽りを言わないと、これもとても大切なことです。

それからですね、ちょっと難しいかもしれませんけれども、上にへつらわない、下に威張らない、まぁ下がいませんね…ですから、上にへつらわないと。そういう気持ちが出てきてもですね、逆に仮に威張る人がいたらですね、こういうような上司にはならないということで反面教師にしてください。上にへつらってはならない、下に威張らないと。

で、言葉遣いはとても大切です。ですから「です・ます」調というのが基本になるようにしていただければと思います。上司の方々もそれを心がけていますけれども、やはり年齢が離れていたり、責任が違いますので、場合によっては口語調あるいはタメ口になるかもしれませんけれども、基本的に言葉遣いは礼儀正しくするということがとても大切です。

それから何よりも人の艱難(かんなん)はこれを見捨てないと。人が困っている時にですね、助けるというのが我々の仕事です。

ただ、それぞれ預かっている部局によって、これは自分の担当ではないということがあるかもしれません。だけど、静岡県庁に来られる人たちは何か助けを求めて来る人、返事を求めて来る人がいますから、どうしたらこの人に力になれるか、それを一緒に考えるということが大事ですね。

そういう癖を持つと。これは先例がない、前例がないということではなくて、どうしたらこれを解決できるかというように考えると。

みなさんもこれから60過ぎくらいまでお仕事されるわけですけれども、様々な部署に行かれると思います。その時にどういう風にすると一番いいかなということをですね、仮にその決定権を持っていなくても考えるということが大切ですね。

で、もし可能なら、その担当局の方に紹介して差し上げるということも、それを出来る勇気を持っていたら大したもんです。人の艱難はこれを見捨てないということですね。

それからですね、我々はふじのくに静岡県といいます。富士山、これは2013年6月22日に世界文化遺産になりました。信仰の対象、または芸術の源泉ということで、あの品格のある姿、その姿を自分の心の姿にしていただければと思いますね。富士山に向かって恥ずかしいことをしない。つまり自分、天知る、地知る、己は己のことを知っていますから、天知る、地知る、そして自らも知っているということで、そこに富士山を鑑として恥ずかしいことはしないということです。

それからみなさん優秀ですから、なかなか物をわかってくれない人がいるかもしれない。その時にですね、情理を尽くすということが大切です。理屈ではわかっていても、腹にストンと落ちない場合があります。ですからハートtoハートで、その心からこうすると本当に良いというように言って差し上げるとストンと落ちる場合がある。ですから情と理、情理を尽くして、自分が正しいと思う信念を貫くということが大切です。

川勝知事の潜在意識?職業差別を露見



そしてですね、そのためにはですね、やっぱり勉強しなくちゃいけません。実は静岡県、県庁というのは別の言葉でいうとシンクタンクです。毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいはモノを作ったりとかということと違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たちです。


ですから、それを磨く必要がありますね。で、それは磨き方はいろいろあります。知性を磨くということ。

それからですね、やっぱり感性を豊かにしなくちゃいけない、それから体がしっかりしてないといけませんね、ですから文武芸、三道鼎立と。文武両道というのは良く聞くでしょう。

しかしですね、美しい絵を見たり、良い音楽を聞いたり、映画を見たり、演劇を見たりした時にですね、感動する心というものがあると望ましい。

ですから、自分の知性がこの人に及ばないなと思ってもですね、知性というものを大切にするということが大事ですね。そのためにはやっぱり勉強しなちゃいけません。それから体を鍛えると。しかし、スポーツが苦手な人もいらっしゃるでしょう。でも、スポーツを楽しむことはできますね。見たり、楽しむこともできます。まぁ無芸大食の人もいるでしょう。しかし、芸術を愛することはできますから、文武芸、三道鼎立ということでですね、豊かな人間になっていただきたいと思います。

人に情けをかける、物の哀れを知ると昔からそういう風に言われますけれども、人に情けをかけることはですね、情けは人のためならずという言葉がありまして、つまり人のために助けるんですけども、結果的には自分のためになっているということが多いんです。

ですから、人に情けをかけるという、困っている人は助けるということを、こうしたことをやってください。

川勝知事が語る自らの“信念”
私はですね、いま8つくらい言ったわけです。身に私を構えず、上にへつらわず、正直であること、上にへつらわず下に威張らず、それから情理を尽くす、恥ずかしいことはしない、そしてですね、信念を貫く、そして情理を知る、人に情けをかけると、こういうことを言いましたが、まぁ富士山ですから末広がりで8つということですが、私が自らに課していることを前提に言っておきますと、来る者を拒まないと。

知事室にお越しになる可能性があると思いますけれども開けっ放しです。東館の5階にあります。私の知事室は16年前までは開かずの扉で、部長さんあるいは副知事さんしか入らなかったそうですが、私は就任その日から観音開きの扉は開けっ放しです。ですから、いつでも入れるようにしてあります。来る者を拒まないという、そういう気持ちを表しているんですね。

それから助力は惜しまないと。そのために存在しているのだと思っておりますから。

で、大事なことは次です。見返りを求めないということです。とても大切なことですね。助けてあげる代わりに見返りをと言っては絶対にいけません。来る者は拒まず、助力は惜しまず、見返りを求めず、これを僕は実践してきました。

手腕を自画自賛?知事が語る静岡の魅力
いま静岡県はですね、注目されています。移住希望地、日本一が4年連続です。同時にですね、本当に移住してくる人が毎年増えているんですね。2020年に1300人くらい、2021年に1800人から1900人くらい、2022年ですか…2600人を超えました。

で、昨年度どうなるかちょっとまだ数字は出ていませんけれども、実際に移住してくる方々の年齢構成もわかっておりまして、30代前後の人が8割を超えているんです。驚くべきことでした。

つまり、2020年で81.4%が30代前後、2021年で82%あまり。2022年で、また1%増えて83%。つまり、ちょうど30前後になりますとお子様ができたりですね、結婚したり、一番お金がかかる時ですね。その人たちがですね、静岡は食材も豊富だし、自然もキレイだし、コロナの時のように家の中で巣ごもりしなくても、外に出てですね、体を動かせるということもあるのかもしれません。おそらくお子様のためではないかと思います。

それと同時に仕事もオンラインでできるようになったということもあって、で、交通の便もいいですから、従って移住が増えているんではないかという風に思っていますけれども、ですから選ばれる県になっているんですね。

去年、皆様方も大変だったと思いますけれども、ようやく5月に(新型コロナが)感染法上の5類になって、まだマスクされている人は大事なことです。まだ完全にはリスクがなくなったわけではありません。

用心することはとっても大切ですけれども、基本的にですね、正常に段々なりつつあります。

そんな中で、昨年、文部科学大臣がですね、静岡県にも東アジア文化都市の日本代表になってくださいと、日本・韓国・中国、その各国から1つの自治体が選ばれまして、その国の、その都市の文化の顔になるという、それが去年だったんです。2023年でした。そして、それまで9つの自治体がやってきたわけですけれども、その記録をすべて塗り替えました。

数字をあげますと、だいたい参加している人の数の最高が360万人くらいだったんですけれど、1000万を超えまして、1378万でしたかね。ものすごい人たちが文化活動に参加したんですよ。

そして、いろいろな認定された事業数では、これもですね、その時まで300件くらいだったと思いますけれども、静岡県で1000件近くなりました。それから、経済波及効果というのがあります。経済波及効果というのは、それまでの最高が90数億円だったんですが、なんと345億円といったかな?それは報告書が出ていますので、ご覧になればいいと思いますけれども、すべての記録を塗り替えてですね、言ってみれば…なんて言うんでしょうね、日本の本当の顔、文化首都ですね。もう自他ともに許すといってもいいというくらいになりました。

それから、これからパリ五輪が開かれますけれども、富士山が世界遺産になったのが11年前の6月でした。

それからですね、お茶畑が世界農業遺産になったり、ワサビが世界農業遺産になったり、とうとう世界クラスの地域資源と人材、五輪で金・銀・銅メダルを獲るとか、天野先生のようにノーベル賞を獲られるとか、そういう世界クラスの地域資源と人材群がいま150件を超えております。ちょうど、あと2カ月ほどで11年になります。11年というと月数に直すと132カ月、11年でね。我々150数件あるわけです。1カ月に1件以上の割合で、世界クラスが降ってくるんですね。そういう県です。すごい県ですよ。数字がそれを示しているわけですね。

ですから、いまウクライナであるとか、あるいはガザでですね、人が人を殺めるという本当に悲惨なことが起こってますけれども、一方で国際連合というのが戦後作られまして、そして、世界を平和にしていこうと、そして、いろいろなプロジェクトを起こしているんですけれど、その中にサステナブル・ディベロップメント・ゴールズという、いわゆるSDGsというのがあります。17のゴールが書かれているんですけれども、190数カ国あってですね、その一番近い、理想に近いところはどこの国かというと、まぁ観光客がたくさん増えている部分もあって、それは安全だからですね、キレイだからです。ですから、日本ではないかと思います。完成形はありませんけれどもね、生まれて死んでいく、会社が潰れるとかいろんなことがありますから、完璧な姿というのは、これは理想は追い求めなくちゃいけませんけれども、完璧ではないとはいえ一番理想に近いところに日本はいると思います。

その47都道府県の中で一番理想に近いのはどこかといった時にですね、ふじのくに静岡県といっても、そう当たらずとも遠からずという風に思いますね。

まぁいい時に入って来られました。で、いま偶々ですね、3月23日から浜松の浜名湖畔、そこにフラワーパークというのとガーデンパークというのがありまして、すでにフラワーパーク、これは市が管理されているんですけれども、塚本こなみ先生が美しい花を手にされています。で、4月6日、今週末にはガーデンパーク、静岡県が管理しておりますガーデンパークもオープン致します。6月のはじめまでですね、花の祭典、2004年に花博がありまして、ちょうど20周年ということで、花博2024というのが開催中です。

ですから、一度どういうものか、1つ2つ、ガーデンパークの方についての見どころを言っておきますと、世界で最も美しい庭を作れる人、これは世界で最も歴史の古いチェルシー・フラワーショーというのが、ロンドンであるんですけれど、20世紀のはじめからあります。

で、それの最初はRoyal Horticultural(英国王立園芸協会)総裁、そのトップはこないだまでエリザベス女王でした。いまはチャールズ3世ですね。そのエリザベス女王が自分の息子のように「すごい人だ、この人は」と、「緑の魔術師だ」と言った人がいます。その人が石原和幸さんと言いますけれども、石原和幸さんがこの花博2024のためにですね、富士山と浜名湖を一体にした名庭園を作ったということがございます。

それから「のたね食堂」というのがあります。そこに若い学生さんたちがデザインした「のたねデッキ」というのがあります。入ってすぐのところですが。そこを登って見るといいでしょう。

それからですね、一番の奥にモネの、ジヴェルニーのモネの庭があります。睡蓮が咲いて、それを模したんですけれど。元々、ジヴェルニーの庭はモネさんが日本の庭を模したわけですね。で、日本でそれをやったらですね、もっとたくさんの花が咲くので、いまそれを花の美術館といっています。そこも見どころです。

他にもたくさんありますけれど、そういうところをですね、巡られて、静岡県は花の都なんだなという風に思ってもらうのも、浜松市というのはモノづくりの職工さんの町だと思っていたら、こんなキレイなところがあると。

そしたら、食べ物もたくさんありますよ。食材がですね、439あります。2位のところはどこの県と言いませんけれども218です。218を2倍すると?436でしょ?439あるんですよ。食材も王国です。

で、花の数も、いわゆる品種としては704あります。バラだけでも1000品種くらいありますよね。品目として704。品種としては1品目につき、最低でも100品種くらいありますから、ガーベラなど400~500品種あるんじゃないでしょうか。花の都ですね。食の都、花の都です。

そういう自然豊かなところでありますので、そこで文武芸三道鼎立して、明るく、富士山に向かって「ここで仕事をした」と言えるようなですね、そういうこれからの公務としてのすばらしい人生、充実した人生を送ってくださるようにお祈り申し上げます。

改めて、皆様方をお迎えできたことを大変光栄に思っております。以上です。

(テレビ静岡)


https://www.fnn.jp/articles/-/679812

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