ところで、昨日(10月10日)は数年前迄は体育の日で休日でした。
数年前からは10月の第2月曜日に変わりましたが…
昨日が体育の日だったのは、1964年の10月10日に
東京オリンピックが開催されたことを記念したものだったからです。
という訳で、昨日運動で汗を流したクラ子気象情報士が
台風情報をお送りします。

台風21号Prapiroon(プラピルーン、쁘라삐룬)は一昨日迄は沖縄の
手前まで西方に進み、東に方向転換して進む進路の予報でした。
ところが、日本気象庁は沖縄方向に北上するコースを予報して
います。
韓国、JTWCは昨日までの予報と殆ど同じですが、方向転換の角度が
やや緩くなっています。
この違いは偏西風の影響の評価の違いと思われます。
実際、この時期、偏西風が与える影響の評価が難しいのです。
従って、この時点では東方に行くかの判断は難しいですが、
後程、偏西風について触れます。
最初は日本気象庁からです。

台風21号Prapiroonの進路予報(日本気象庁発表)
次は韓国気象庁の進路予報です。

台風21号Prapiroonの進路予報(韓国気象庁発表)
最後はJTWC(Joint Typhoon Warning Center)の進路予報です。

台風21号Prapiroonの進路予報(JTWC発表)
先程偏西風の影響評価の話をしました。
下の図はUS National Center for Environment Prediction
(アメリカ環境予測センター)発表の200hPa面における風の分布です。
紫色で色塗りされたところが風の強いところ、ジェット気流ですね。
このジェット気流は普通我々が偏西風と呼んでいるものです。
この分布図は今日、つまり、10月11日のもので、00Z、日本時で9:00の
ものです。
このジェット気流は9月頃はもっと北の方を流れていましたが、現在は
南下してきているようです。

このジェット気流は大気大循環ではハドレー循環、フェレル循環と
関係あり、これを表した様式図を下に示します。
Subtropical jetが所謂偏西風、亜熱帯ジェット気流です。そして、
北緯30度辺りを流れています。
ちなみに赤道付近は熱帯収束帯と呼ばれ、台風がここで多く発生
します。

ちなみに、上の大循環で極地方のTropopauseは極循環と呼ばれる
循環です。
この様式図は赤道地方から極地方への熱輸送を示す図と言っても
よいです。