蘇州庭園巡り。獅子林の次は環秀山荘である。
蘇州の古い街並みを歩く。蘇州の街並みの色は白。しかし、汚れが目立って綺麗ではないけど。そして緑が少ないので、どちらかといえば さっ風景だ。本当にこういう場所に庭園が存在するのか・・・と思うような場所がほとんどである。
しかしそれは、蘇州の街に緑が少ないことを意味しない。中国では、住宅の外から見える部分より、住宅内部の見えない部分を緑豊かにすることが多いからである。

写真は獅子林の出口。蘇州の庭園は非常に高い壁や建物に囲まれており、外部から遮断され、隠されている。
さて、だいぶ歩き疲れたので、獅子林のあとは小ぶりの庭園を訪問することにした。訪れたのは「環秀山荘」と「芸圃」の2つである。

「環秀山荘」、世界遺産。敷地は狭く、水量にも恵まれていないが、ここには中国随一と名高い太湖石の築山がある。どの角度から見ても深い渓谷を感じさせる優れた築山で、潜る・登るが可能。ただし、訪問時は立ち入り禁止だったけど・・・

石の高欄に腰をかけ、環秀山荘の風情をゆっくりと楽しんだ。素晴らしい太湖石の築山を備え、小さくても様々な要素を詰め込んだこの庭は、江南庭園の佳作だろう。一見の価値はある。観光客も少なく、拙政園や獅子林のような喧騒とは無縁であるのも良い。
環秀山荘の次は「芸圃」、世界遺産。塀に囲まれた狭い通路と建物を越えると、広々とした庭が現れる。
こちらも敷地はそれほど広くないが、水量は非常に豊富。さっ風景な街並みの中に、これほど豊かな池泉を持った庭園が存在するなど、想像できない。
芸圃・延光閣でお茶を楽しむ人々。ゆったりとした時間が流れる庭だね。本当はあちこち行かず、こういう空間でゆっくりと寛ぎたかった。
芸圃の前の通路。世界遺産の庭園があるとは思えないような場所である。自分は自転車タクシーでここまでやって来たので、道に迷うことなく到着できた。

芸圃まで連れてきてくれた自転車タクシーのおっちゃん。いい笑顔だ。
終わり