
このスレは女人禁制である!
中学で私は柔道部に入る事にしました。
特に大した意味はなく、顧問の先生が入れといってくれたからです。
入ったばかりだけど、柔道着が届くまで見学というのもつまらないだろうという事で、そこらへんに吊るしてあった柔道着を借りて受身の練習をしました。
その夜の事、異様な痒みを股間に感じて跳ね起きました。
経験した事のない猛烈な痒みに驚いた私は「ムヒ」を塗りまくりました。

痒い時には痒み止めですよね、普通。
スースーした感じがしたと思ったらいきなり更に激しい痒みが襲って来ます。
どうしたらいいんでしょう!どうしたら!
その夜は一睡もできないままに学校に行きました。
学校に行ったからといって痒みが止まる道理もありません。
股間をかきむしり、血まみれの手で柔道部の先輩に相談したところ、「キンカン」を塗れとの事でした。

コマーシャルで見た事のあるキンカン。そんなに頼りになる薬だったとは!
早速、購入して自分の部屋に飛び込むや、キンカンの液でぐっしょり濡れたスポンジを股間に押し付けたのです。
あががが・・・・・
声とも呼吸音とも知れぬものが喉から漏れ出し、暑くもないのに一瞬で汗まみれになりました。
ぜぇぜぇと荒い息を吐きながら、それでもこの痒みをこらえるよりはと息を止めてはまた塗ります。
しかし、焼け付くような痛みも消えないうちから痒みが戻ってきて地獄の苦しみです。
寝ても学校に行っても痒みが収まらずに放課後、道場で先輩に効果がなさそうだと泣きつくと、他の先輩が「バカ、キンカンなど効くものか。タムシチンキでなければダメだ。」というのでタムシチンキを買って塗りました。

もう、薄皮が剥げてしまってハケなど使えません。
椅子にタオルを敷いて座り、ぶっかけました。
全身が硬直して涙がこぼれます。
その後も先輩たちの指導で海水に浸してみたり、ベランダに出て下半身丸出しで日光に当てたり。
それでも治癒に至るどころか酷くなる一方で、とうとう学生ズボンのポケットに穴を開けて掻き毟っては痛みに震え、それでもやっぱり掻く事を止められず、という具合で大変に苦しみました。

恥を忍んで薬局のおじさんに話をするとクリームを薦めてくれたので覚悟を決めて塗ってみると。

痛くない。暫くしたら痒みも少し薄れた。
痒くなったらまた塗って、また塗って。
数日で痒みが消え、か弱い薄皮も出来始めて私は終わりの始まりを覚りました。
この間、実に一年と数か月!
しかもその後、患部の痕が10年近くも紫色に光っていました。
私は先輩と呼ばれる立場になってからも、高校に入ってからもインキンタムシを患っている男を見つけるとムヒやキンカンを薦め続けたのですが、誰もいう事を聞いてくれませんでした。
腹が立つので試練に耐えて真の男になる道を説いてみてもやっぱり聞き入れる人はいませんでした。

今でも稀にインキンタムシの話が出て、友人たちがどんなに痒かったかを話し合うのですが、私は仲間に入りません。
あいつら、初めからちゃんとした薬を使ったくせに!