今日の夕方、東京多摩地区に夕立ちが降り、雷が鳴りました。春の雷です。
八王子の有名な「高尾山」の昔話を思い出しました。
とんとんむかし、高尾山の飯縄さまの春の縁日は、4月21日で、
この日は、晴れていても雷が鳴るという、
「雷ごろろ」という不思議な現象がありました。
この雷ごろろを聞いた人は、ご利益があると言われています。
聞こえなかった人には、ご利益が薄いらしいです。
また、この日は「縁結びの祭り」で、若い男女がそれぞれおしゃれをしていき、
気に入った相手がいたら、「もし」と声をかけ、これが良いきっかけとなり、
めでたく和合し、良い縁に結ばれるという。
ある日、千代という女性がいて、裕福で器量も気立てもいいのに、
縁に恵まれず心配した両親が高尾山に連れていきました。
まわりが「春の雷が聞こえる」というのを聞いて、千代さんは少し落ち込みます。
その時、「もし・・・・春の雷が聞こえましたか」と声をかけられた。
その人はきりりとした頼もしげな男性でした。
千代さんが彼の顔を見た時、ごろ ごろ ごろろ と春の雷が聞こえました。
千代さんは「はい、聞こえました」と答えました。
これが、きっかけで、話はとんとん進んで、彼は婿にむかえられた。
これがまた、まことに良縁で、子供も6人生まれて、夫婦円満だったそうです。
とっぴん ぱらり(八王子・高尾の「めでたし めでたし」)
「高尾山の昔話・1」作者:菊地 正 出版社:京王出版 1200円 より
皆さんにもご利益・ご縁がありますように。
春雷ごろろ(高尾山の昔話)
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春雷ごろろ(高尾山の昔話)
今日の夕方、東京多摩地
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