私はタバコを吸わないから、全然関係が無い。身の回りで吸う人はいないから、あまり実感もない。買い置きを勧めるポスターを見かけるぐらいだ。
先日、面白いと思ったのだが、あるエコノミストが「タバコの税額を上げて喫煙率が下がると、より長生きするから高齢化が促進される、その分医療費の負担も増える」という主張をしていた。これまでタバコの社会的損失として、喫煙による寿命の短縮を経済的損失として計上する主張が多かったが、発想のコペルニクス的転換というか、そういう主張もあるのかと感心した。この人は一生分のタバコの買い置きまで考えているそうだ。そんなに早く死にたいのだろうか。すでに糖尿病なのに。
タバコを吸う人を見ていて一番面白いのが、このような喫煙の珍妙な正当化だ。喉を鍛える、動くアクセサリー、コミュニケーションツール、嗜み、庶民のささやかな楽しみ…。昔は「今日も元気だタバコがうまい」というような堂々とした主張が多かったが、最近は「庶民のささやかな楽しみ」みたいな、反論を許さないような刺々しい主張が増えてきた。
ニコチン中毒なのだから、やめればいいのに。タバコを吸わない私からは、それしか言えない。
