ホーム > 社会 > 事件・事故 記事入力 : 2010/02/13 13:15:43
グアテマラの韓国人殺害、韓国人の犯行
中米グアテマラで韓国人男性(56)が殺害された事件は、現地在住
の韓国人が金目当てで犯行に及んだことが明るみに出た。容疑者の
うち1人は売春あっせん容疑でグアテマラから追放されたものの、再
入国していたことが分かった。
同国紙プレンザ・リブレなどは11日、韓国人2人、グアテマラの情報
将校1人、現職警察官3人が誘拐殺人の疑いで逮捕され、警察は逃
走中の警察官1人の行方を追っていると報じた。
殺害された男性は、先月18日に拉致され、今月3日に首都グアテマ
ラ市の西40キロの山間部で遺体で発見された。
現地メディアによると、韓国人容疑者は35歳と38歳の男で、違法カ
ジノを経営しているという。殺害された男性は現地で縫製業で成功し
た資産家で、拉致前日に違法カジノで2万5000ドルの利益を上げたと
される。
現地在住の韓国人によると、韓国人容疑者2人はグアテマラ市内で
韓国人相手の違法カジノを経営し、賭博資金の貸し付けも行ってい
た。うち1人は2003年10月に韓国から風俗嬢をグアテマラに連れてき
た上で、違法売春を行うなどしたため、韓国大使館の要請でグアテマ
ラ政府により強制追放されたが、05年に再入国していた。現地在住
の韓国人は「どうやって戻ってきたのか分からない」と話している。
韓国の外交通商部によると、海外で追放措置を受けた場合、通常
は3年間は旅券が発給されないが、同容疑者は父親が体に障害を持
つことや生活困難を理由に旅券発給禁止期間を1年間短縮すること
が認められていた。しかし、グアテマラ当局のブラックリストからどう
やって除外されたかも疑問だという。
現地メディアは「2人はカジノから被害者に関する情報を入手し、情
報将校と警察を使って拉致に及んだ」と伝えた。容疑者らは軍の情
報将校から捜査情報を入手し、現職警察官を使って捜査を混乱させ
ていたとみられる。殺害された男性は携帯電話からの最後の連絡で
「警察に拉致された」と話していた。
容疑者らは150万ドル(約1億3500万円)という法外な身代金を家族
に要求し、交渉が決裂した後に殺害された。現地在住韓国人は「被
害者はインドネシアに工場を建設するため、150万ドルの投資資金を
確保していたが、犯人らはそれを知っていたようだ」と語った。
サンティアゴ(チリ)=趙義俊(チョ・ウィジュン)記者