「とんでもない育ちかたをしている」「親に愛されて育てられてない」「お前の親は非常識」 「お前の親が諸悪の根源」「お前の親は動物以下」「どんな教育を受けてきたんだ」「学歴もないくせに」 「あんな程度の低い学校」「親の育ちがわかる。低学歴。低所得」
「口答えするな」「はむかうな」「言うことを聞け」「服従しろ」「教育してやってる」 「誰のおかげで生活できるんだ」「役立たず」「俺は上の立場で、お前は下の立場なんだ」 こういった言葉を読むと、どんな気分になりますか? これは、「ドメスティック・バイオレンス(domestic violence)」の被害者が、相手に言われて「心理的な虐待だ」と感 じた言葉の数々です。 英語の「domestic」は、「家庭の」という意味ですが、こういった言葉は、家庭以外でも見聞すると思います。 各々で考えても、「こんな言葉を使ったことがない。考えたこともない」と断言できる人は、極めて少数だろうと推測し ます。 私は、家庭内暴力がある家で育ったので、こうした言葉を多く聴いたし、身体的な暴力が使われる現場も目撃しま した。 そして、私自身も、こんな言葉を使って相手を痛めつけようと考えました。 復讐として、言葉を使った心理的虐待を企みました。 「相手が悪いのだから、私が使う言葉は正義だ。相手は、私に攻撃されてもいい存在だ。悪は、消えて当然だ」と考 えました。 でも、相手が使った言葉も、私が使った言葉も、他人を攻撃する道具であることに変わりはありません。 気分がよくなる言葉でもありません。 そして、同じ武器を使い、対等に闘おうとしている者同士だとわかります。 こうして、誰が使ったのかわからない言葉の羅列として眺めたら、それは、ますます明確になります。 そして、最後に気づいたのは、こんな自分の感情でした。 「私は、憎んで軽蔑している相手と同じ言動をせずにはいられない。 それくらい、相手に求めているものがある。期待しているものがある。 私にとって、相手の存在は大きく、離れられない。 とても必要な存在なのだ」 ★The Other Side of Love / 坂本龍一 Feat. Sister M
こちらは、雨が降っています
明日は、太陽が見えるでしょうか?
よい朝を迎えてください^^