
【ソウル共同】韓国政府が同国中部、忠清南道に中央省庁などの多くを移転させる行政都市「世宗市」の建設計画見直しを表明したことに反発し、李完九同道知事が3日、記者会見で辞職を宣言した。
李明博大統領は先月27日にテレビで国民に直接計画見直しへの理解を訴えるなど 正面突破による問題解決を狙っているが、知事辞職で地元の反対論が勢いづくのは必至。野党・民主党も対決姿勢を一段と強め、李政権は苦しい対応を迫られそうだ。
李知事は会見で、世宗市建設はソウルの過密化解消と全国の均衡発展が目的だったことをあらためて指摘。「約束を守れなかったことで、国民と道民に対する責任を取る」と辞職の理由を説明。しかし大統領府報道官は「辞職は残念だが、最後まで真心を尽くして説得に当たるという大統領の意向に変わりはない」と政府方針に変更がないことを強調した。
政府は来年1月までに新たな計画案をまとめる予定。政府内の論議では、世宗市への省庁移転を取りやめる代わりに、研究機関の集中立地や環境技術の先端企業誘致などで「国際科学ビジネス地帯」にする案が有力視されている。
共同通信 2009/12/03 17:55
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120301000520.html