三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日、三菱重工の飛島工場(愛知県飛島村)で国産大型ロケットH2Bの3号機を公開した。
JAXAは同日、2013年度に予定される4号機から、打ち上げを三菱重工に移管する方針を発表。

報道陣に公開されたH2Bロケットの3号機(8日午後、愛知県飛島村の三菱重工)
H2B事業のとりまとめ役であるJAXAの宇治野功プロジェクトマネージャは「3号機の打ち上げを成功させて、確実に技術立証した形で(三菱重工に)引き渡したい」と述べた。
H2Bはすでに三菱重工が打ち上げを受託しているH2Aより一回り大きく、約8トンの衛星打ち上げが可能。宇宙ステーション補給機「HTV」(こうのとり)の打ち上げに使われており、すでに2回の成功実績を持つ。
製造コストを含めた打ち上げ費用は約140億円。3号機は今夏、4号機は来年をメドに打ち上げる見通しだ。
三菱重工で事業を担当する秋山勝彦主席プロジェクト統括は「衛星は大型、小型の二極化が進んでいる。H2Bでは大型の衛星も打ち上げ可能になるため、アジアなどの顧客ニーズに対応したサービスが提供しやすい」とメリットを説明した。
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