
自動車情報ウェブサイトの米エドマンズ・ドットコムが発表した米国での新車購入5年後の残存価値調査でホンダがブランド別で2年連続の首位に立った。ホンダは量販車ブランドだけでなく、高級車ブランドでもアキュラが首位を獲得している。
同調査は2011年中に米国で10万台以上販売したメーカーの12年モデルの車両を対象とし、新車購入から5年後に売却する際の残存価値の平均を推定した。新車購入時の価格を100%として、5年後にどの程度の価値が残るかを示している。
■部門別ではフォードが最多
ホンダ・ブランド車の平均残存価値は47.9%、アキュラは44.6%だった。部門別ではフォードが最多で高級クーペやピックアップトラックなど5部門を制した。
ホンダはハイブリッド車や小型スポーツタイプ多目的車(SUV)、ミニバンなど4部門で首位になったほか、アキュラ「MDX」が高級SUVで首位となっている。特に小型SUVの「CR-V」の残存価値が54.6%と高く、平均値を引き上げたほか、小型セダン「シビック」も50.0%を示しており、販売台数の多い車種で高い評価を得たことがブランド別首位につながったとみられる。
日本メーカーではホンダのほか、レクサスを含むトヨタが小型ピックアップトラックと高級セダン、小型ワゴンなど4部門で首位を獲得。スバルも2万~3万米ドルのセダンと2万5000米ドル以下のSUVの2部門で首位となった。
■耐久性とブランド力のバランスがカギ
エドマンズで中古車市場分析ディレクターを務めるジョー・スピナ氏は今回の調査結果について「ホンダ車は長きにわたり、中古になった時の信頼性で高い評価を得てきた。今回は高級ブランドのアキュラも首位になったことで同社のステータスがさらに向上したことになる」と述べた。
米国市場での販売台数ではホンダを上回るようになった現代・起亜自動車グループは部門別の首位を獲得できなかった。その一方、BMWはミニと合わせて5部門で首位を獲得しているが、車種としては「3シリーズ」と「ミニ・クーパー」が複数の部門で入るなど重複が目立っている。
耐久品質では日本車と肩を並べるようになった韓国車がさほど評価されず、ブランド力を販売戦略の中心に据えるBMWの残存価値が相対的に高いという結果は、品質とブランド力のバランスが取れたモデルの残存価値が高まる傾向を示唆しているようだ。
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