仏大統領にオランド氏=社会党から17年ぶり-サルコジ氏、再選ならず
【パリ時事】フランス大統領選挙は6日、決選投票が行われ、即日開票の結果、左派最大野党・社会党のフランソワ・オランド前第1書記(57)が初当選し、1995年に退任したミッテラン氏以来17年ぶりに社会党の大統領が誕生した。再選を目指した右派与党・国民運動連合(UMP)のニコラ・サルコジ大統領(57)は失業増や財政悪化を批判され、敗北した。現職大統領の再選失敗は81年のジスカールデスタン氏以来31年ぶり。
仏内務省の集計によると、開票率91%の時点でオランド氏の得票率は51.56%で、サルコジ氏と3.12ポイント差。投票率は81.14%で、2007年の前回大統領選の83.97%を下回った。新大統領は15日までに正式に就任する。任期は5年。
オランド氏は大勢判明後、地元の南西部チュールで演説し、「フランス国民は変革を選択し、私を大統領に選んだ」と勝利を宣言。「もはや緊縮策が唯一の選択肢ではあり得ないと欧州の多くの国が安堵(あんど)したはずだ」と述べた。
オランド氏は選挙戦で、財政再建に当たって緊縮一辺倒でなく経済成長に配慮するよう主張してきた。ユーロ圏第2の大国の政権交代により、欧州連合(EU)の財政・債務危機対策は見直しを迫られそうだ。
一方、サルコジ氏はパリ市内の集会場で支持者らを前に、「フランス国民は選択を下した。オランド氏が大統領だ」と敗北を認めた。また、「これからも皆さんと共にいるが、国との関わりはこれまでと違ってくる」と述べ、政治の第一線から身を引く考えを示した。(2012/05/07-08:18)