「宇宙技術弱小国」韓国、初の衛星ロケット三度目の正直のはずが…
- 産経新聞
- 2012年11月04日20時38分
韓国初の人工衛星搭載ロケットが10月26日、部品の破損から発射延期を余儀なくされた。これまで2回、打ち上げに失敗しており、「三度目の正直 だ」と万全を期して挑んだはずだった。経済分野で存在感を増す韓国だが、宇宙技術開発の遅れからロシアの技術に依存せざるを得ず、失敗原因の究明さえまま ならない。宇宙開発で先を行く日本に対し、嫉妬や「日本に学ばなければ」と自嘲の声も漏れる。
■「国民の夢乗せ発射」の5時間前に…
《そびえ立つ“大韓民国”…「羅老(ナロ)」、発射台に設置完了》
韓国の有力紙、中央日報は10月25日、発射目前に迫った韓国初の衛星ロケット「羅老号」についてこう自負する見出しとともに「打ち上げが成功すれば韓国は自国から自国ロケットで衛星を打ち上げた10番目の国となる」と伝えた。
羅老号開発に当たった韓国航空宇宙研究院の金承祚(キム・スンジョ)院長も「プレッシャーは大きいが、必ず成功させ、国民に自負心を抱かせたい」と語った。
「羅老号よ、あなたが夢をかなえれば、私も希望を持つことができる」「われわれの技術がどれほど優れているか必ず見せてください。大きくなったら科学者になって力になります」
東亜日報は、打ち上げが行われる「羅老宇宙センター」がある南部、全羅南道高興郡の地元小学生らが書いた作文を紹介した。
発射前日のリハーサルでは何ら異常は見つからず、迎えた10月26日。発射予定約5時間前の午前10時ごろ、1段目ロケットに高圧ヘリウムを注入しても内部の圧力が上がらないトラブルが起きた。ガス注入口を密封する部品の破損が原因だった。
ロケット発射の根幹の1段目はロシアが製造したもので、破損箇所は硬貨ほどの小さな部品に過ぎなかったが、契約上、ロシアに送って検査を受けなければならない。結局、発射は早くとも今月9日以降に延期せざるを得なくなった。
■ロシアのくびき、失敗機の回収さえできず
韓国が本格的に宇宙ロケット開発に乗り出したのは、1998年と、50年代からロケット開発をしてきた日本などに比べ大きく出遅れた。
独自開発を模索したが、2001年には、当時の金大中大統領が「05年までに長距離宇宙ロケットを開発する」と宣言したため、開発期間を大幅に短縮せざる を得なくなった。そのためには、ロケット技術を持つ国から技術協力を受けなければならず、交渉に応じたのが財政危機の最中にあったロシアだった。
だが、交渉は迷走する。ロシアは「技術流出が懸念される」として1段目ロケットなど主要技術に関しては、予定していた技術移転ではなく、「完成品」を購入 するよう迫ったのだ。結局、07年に交渉が締結され、ロケットが提供されたのは09年。技術移転という“近道”を取ろうとした韓国の足下を見たロシアの思 惑によって時間ばかりが浪費された。
しかも肝心のロケットは09年8月、10年6月と2度打ち上げられたものの、いずれも衛星を軌道に乗 せられず、失敗。2度目については機体が爆発し、海に墜落したが、ロケット1段目については「ブラックボックス」とし、韓国側に手を触れさせないとの取り 決めから、韓国側が回収し、原因を調査することも認められなかった。
原因調査に当たったロシア側調査委員会は昨年8月、「ロシア側に責任はないという最終結論を下した」と表明。本当の原因は藪の中だ。
■北朝鮮や日本がうらやましい?
一方で、韓国は宇宙ロケットの独自開発にも着手し始めた。ただ、エンジンの燃焼実験をするにもロシアが実験施設の提供に応じず、開発が先に進まない。
さらには、別の多目的実験衛星を今年中にロシアで打ち上げるよう要請しているが、ロシア側はこれにも応じていない。朝鮮日報によると、韓国側にロシア側は 「新たにロケットを購入すれば、打ち上げを実現させる」と述べたという。韓国では「韓国はロシアのいいカモにされている」との不満がくすぶる。
韓国のロケット開発の前には、ロシアだけでなく、米国の壁も立ちはだかる。
韓国のミサイル開発について米韓が取り決めた指針の中で、軍事転用が容易な固体燃料ロケットに関して開発が制限されている。
ロケットには、羅老号に使われている液体燃料だけでなく、固体燃料を併用することが世界的な流れで、固体燃料は、日本の小惑星探査機「はやぶさ」打ち上げにも活用された。
関係者には「戦犯国の日本に固体燃料ロケット開発を認めながら韓国には認めないなんて…」と日本との対応の違いに嫉妬する声もある。
メディアや専門家は韓国側の問題も指摘する。5月に韓国の衛星を打ち上げた日本のH2Aロケットを製造したのが民間企業だったことを例に「韓国も航空宇宙研究院が開発を独占するのではなく、日本のように民間の力を活用すべきだ」という指摘だ。
4月に衛星と称する長距離弾道ミサイル発射に失敗した北朝鮮に対する韓国の見方も複雑だ。メディアや専門家の間には「ロケット開発には失敗はつきものだ」と北朝鮮を擁護するような見方があり、「独自開発しているだけ北朝鮮の方がましだ」との自嘲がにじむ。
羅老号の打ち上げ延期を受け、中央日報は「重要なのは宇宙弱小国のわびしさを洗い流せる独自技術開発に邁進(まいしん)することだ」と強調した。ただ、羅 老号はロシアとの契約上、3回目の発射が最後とされている。「また軌道に投入できなかった場合、ここ10年で約5200億ウォン(約380億円)を投じた 羅老開発は失敗と評価される」(聯合ニュース)のも事実だ。
今月中にも再度打ち上げに挑戦する韓国は崖っぷちに立たされている。
崖っぷちで思い出す人がいるんですけどw
絶体絶命になったら崖っぷちから飛び込んでしまうのが朝鮮人ですよねw
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