アシアナ事故機のパイロット、上空150mで問題認識=NTSB
2013年 07月 10日 10:19 JST[サンフランシスコ 9日 ロイター] - サンフランシスコ国際空港で着陸に失敗したアシアナ航空機のパイロットが、滑走路への進入時に機体の位置が滑走路中心線から外れ、高度も低過ぎることに上 空150メートルで気づき、軌道修正を試みていたことが分かった。事故原因を調査している米運輸安全委員会(NTSB)が9日明らかにした。
NTSBのデボラ・ハースマン委員長は、記者団に「上空約500フィート(約150メートル)でパイロットは高度が低いことに気付いた」と説明。「500から200フィートの間で水平方向の偏位があり、高度は低かった。その時点で軌道修正を試みていた」と述べた。
NTSBは先に、同機が着陸失敗時に目標値を25%下回る速度で飛行していたと明らかにしていた。死者2人、負傷者180人以上を出し た今回の事故では、操縦かんを握っていたパイロットがボーイング777型機の習熟訓練中だったことが判明しており、パイロットの取った行動が焦点に浮上し ている。
ハースマン委員長は、事故原因については多くの疑問点がまだ残っていると指摘。事故を起こした米航空会社には義務付けられている乗員に対する薬物やアルコールの検査もまだ行われていないと述べた。