お前らの宗主国は21世紀の超大国どころか地盤沈下の大ピンチらしいぞ、お前ら運命共同体だろ?命がけで助けてやれよ!何の足しにもならないだろうがな。壮絶に共倒れしてくれや!w
中国経済は、もはや年5%も成長していない
シャドーバンキング問題に揺れる中国の実態は?
中原 圭介:エコノミスト 中原 圭介なかはら けいすけ エコノミスト
経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー兼エコノミストして活動。企業・金融機関への助言・提案や富裕層の資産運用コンサルティングを行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・金融教育の普及に努めている。経済だけでなく、歴史や心理学など、幅広い視点から世界経済の動向を分析し、経済予測の正確さには定評がある。主な著書に『アメリカの世界戦略に乗って、日本経済は大復活する!』『これから世界で起こること』(東洋経済新報社)、『シェール革命後の世界勢力図』『経済予測脳で人生が変わる!』(ダイヤモンド社)、『騙されないための世界経済入門』『2015年までは通貨と株で資産を守れ!』(フォレスト出版)、『アベノミクスの不都合な真実』(角川書店)、『お金の神様』(講談社)などがある。
2013年07月03日日経新聞をはじめ、さまざまな経済メディアなどで、中国の「影の銀行」問題が、連日、取り上げられるようになってきています。そこで今回は、新刊『シェール革命後の世界勢力図』からの引用になりますが、今の中国経済・金融の実態について述べたいと思います。
李克強首相も信用していなかった?GDP統計
中国共産党の幹部たちが、家族と財産を国外に避難させているのは有名な話です。彼らは何を恐れているのでしょうか。これまで国民に隠してきた数々の「不都合な真実」を隠しきれなくなり、万が一の事態が生じた際には、身ひとつで逃げ出せるようにしているのではないでしょうか。
共産党政権が隠してきた真実の中でも最大級なのは、GDPに関するものです。現首相の李克強氏が遼寧省書記だった2007年、在中国のアメリカ大使にこう漏らしたことがあるそうです。「信用していいのは電力消費量、貨物輸送量、それに銀行融資の3つのデータだけだ。GDP統計は信用できず、割り引いて見なければいけない」と。
GDP統計が信用できないというのには、次のような事情があります。
中国の地方政府のトップは、各地区の共産党委員会書記が務めます。書記が共産党中央指導部入りするためには、地方政府で「実績」を挙げなければなりません。「実績」とは域内総生産(GDP)の成長率を上げることに尽きます。したがって、地方政府間で成長率を競う事態に陥りやすく、地方別のGDPデータはどうしても水増しされがちになるのです。こうした傾向は時に景気後退期に顕著になるようです
このときには、先に取り上げた地方政府も大きな役割を果たしています。各地方政府が以後3年間に行った投資は10兆元を超え、向こう7年分の投資をこれで先食いしてしまったともいわれています。
しかも、地方政府の下にある国有企業や「融資プラットフォーム(融資平台)」がこのときに借りた資金はすでに償還期を迎えています。そのため、今や地方政府の多くが借り換えなしでは償還にも応じられない重債務状態にあります。
そのような状況下で、2013年3月末に中国の資金供給量は初めて100兆元を突破しました。これはGDPの約2倍に当たりますが、今やこの膨らんだマネーがさまざまな波紋を広げています。
近頃、目立つようになった「理財商品」の債務不履行がそれです。預金や融資を当局が厳しく管理する中国では、それらとは別ルートである「シャドーバンキング(影の銀行)」が横行しています。理財商品はその代表格です。銀行は融資以外の信用仲介を行っており、4大国有商業銀行だけで取扱残高は3兆元を超えるといわれ、財源不足の地方政府のインフラ投資にも流れ込んでいます。
最近、デフォルトを起こした理財商品は金融大手の子会社が発行したものですが、投資先の資金繰りが悪化して、投資家への元利払いに行き詰まったといいます。どうやら規制の網をかいくぐる危ない投資だったようで、世界的に著名な投資家のジョージ・ソロス氏はこうした中国の現状を、「アメリカのサブプライム危機時と状況が似ている」とみています。
1~3月期のGDP「年率で5%割れ」の根拠
ここで李克強氏が信用する電力消費量と貨物輸送量に注目してみましょう。中国のGDPが9.5%の伸びを示していた2011年1~3月期や4~6月期の電力消費量は10~15%、貨物輸送量は15~20%の伸びでした。これに対して、2013年1~3月期の電力消費量の伸びは4.3%、貨物輸送量はマイナス0.8%と大きく落ち込んでいます。それにもかかわらず、中国政府は同期間のGDPの成長率を7.7%と発表しています。
電力消費量が3分の1以下に落ち込んでいるだけでなく、貨物輸送量はマイナスに転落しているのに、GDPの伸び率の低下がこの程度で済むはずはありません。実際には、おそらく5%を割り込むところまで落ち込んでいたはずです。
中国では四半期ごとのGDPをはじめ、各種の統計を発表していますが、それらのデータへの信頼はまったく高くはありません。毎月公表される消費者物価指数も、景気の実感とは異なるとの批判を浴びています。失業率に至っては、GDPや消費者物価指数のデータ以上に評判が悪いありさまです。
しかし、中国政府がGDPや失業率の統計を粉飾せずに正直に公表していたとしたら、おそらくは民衆による暴動を抑え込むことができなくなり、共産党一党独裁体制を打倒する革命に発展していたのではないでしょうか。だから、中国政府は決して本当のことは公表できないのです。
2008年のリーマンショック後、中国は「4兆元投資」と呼ばれる巨大な財政出動と併せて空前の金融緩和を行い、世界を驚かせました。その効果は劇的で、2009年には経済は急回復します。ですが、その副作用として、インフラから不動産、製造業を巻き込む爆発的な投資ブームが巻き起こってしまいました。
このときには、先に取り上げた地方政府も大きな役割を果たしています。各地方政府が以後3年間に行った投資は10兆元を超え、向こう7年分の投資をこれで先食いしてしまったともいわれています。
しかも、地方政府の下にある国有企業や「融資プラットフォーム(融資平台)」がこのときに借りた資金はすでに償還期を迎えています。そのため、今や地方政府の多くが借り換えなしでは償還にも応じられない重債務状態にあります。
そのような状況下で、2013年3月末に中国の資金供給量は初めて100兆元を突破しました。これはGDPの約2倍に当たりますが、今やこの膨らんだマネーがさまざまな波紋を広げています。
近頃、目立つようになった「理財商品」の債務不履行がそれです。預金や融資を当局が厳しく管理する中国では、それらとは別ルートである「シャドーバンキング(影の銀行)」が横行しています。理財商品はその代表格です。銀行は融資以外の信用仲介を行っており、4大国有商業銀行だけで取扱残高は3兆元を超えるといわれ、財源不足の地方政府のインフラ投資にも流れ込んでいます。
最近、デフォルトを起こした理財商品は金融大手の子会社が発行したものですが、投資先の資金繰りが悪化して、投資家への元利払いに行き詰まったといいます。どうやら規制の網をかいくぐる危ない投資だったようで、世界的に著名な投資家のジョージ・ソロス氏はこうした中国の現状を、「アメリカのサブプライム危機時と状況が似ている」とみています。