国防部(省に相当)関係者は18日、同制度廃止の理由について「広報支援隊員制度の運営趣旨は軍の広報や兵士の士気高揚を目的としたものだったが、相次いで発生した不祥事で軍のイメージを失墜させ、特に真面目に兵役を務めている兵士たちの士気を下げてしまった」と説明した。
先月21日に芸能兵士として服務していたイ・サンチョル(芸名:サンチュ)一等兵とチェ・ドンウク(同SE7EN)一等兵は江原道春川地域の軍部隊での公演終了後、深夜から未明にかけて外出し、違法マッサージ店に出入りしていたところをメディアのカメラに捉えられて報道されたため、国防部は特別監査を行ってきた。春川公演後に宿泊先を抜け出して映画を見たり、携帯電話を無断で部隊に持ち込み使用したりした7人について、同部は懲戒委員会を開き「重懲戒処分」を下すことを決定した。兵士に対する重懲戒処分は休暇5日以上の制限、階級降格、営倉(軍律違反者を収容する施設)収容などだ。
春川公演後に宿泊先を抜け出したものの、幹部の許可を得ていた芸能人上等兵は「軽懲戒処分」となる。
今月10日に除隊したチョン・ジフン予備役兵長(RAIN、ピ)について、国防部は「監査の結果、春川公演に出演はしていたが違反事項は明らかになっていない」と発表した。RAINは公務外出をした際、交際中の女優キム・テヒさん(33)とデートをしていたことが発覚、今年1月に謹慎処分を受けている。
現在の広報隊員15人は全員、8月1日に所属部隊が変更される。国防部は、除隊までの服務期間が3カ月以内の3人については同部勤務支援団にとどまらせ、一般兵士と同じ服務をさせるとしている。あとの12人は第1軍・第3軍司令部所属の野戦部隊に配属される予定だ。
国防部はまた、芸能兵士の携帯電話所持を黙認するなどの管理不行き届きの責任を問い、国防広報院運営公演チーム長ら5人を懲戒処分、4人を警告処分することにした。芸能兵士が出演していた慰問公演については、国防ラジオ・テレビ番組には外部の民間人に出演を交渉したり、そうした特技や才能のある一般兵士を出演させることにした。