慰安婦像が米国に設置される理由
2013年08月01日 14:27
7月30日、カリフォルニア州のグレンデールという市に韓国人の慰安婦像が設置されたと報じられています。いい感じがしませんね、この手のニュースは。日本人なら多くの人がそう感じるでしょう。いつまでも続ける気ですか、と。もう何度も謝ったではないですか、と。それにも拘わらず何度も蒸し返すから、流石に日本の方もそろそろ辛抱ができないようになってきて‥
だから、極端に韓国を嫌う人々が増えているのですよね。
さらに言えば、文句を言いたいのなら日本に直接言えばいいのに、何の関係もない米国に言いつけるような真似をするから余計癪にさわる、と。
それに、そのような像を設置することによって、苦痛を感じた人々の魂が救済されることになるのか、と。そうではない、と私は思うのです。いつまでも魂が落ち着くことはないのではないでしょうか。
ただ、どうしても分からないのです。何故慰安婦像をアメリカの町が設置するのか、と。設置することを認めるのか、と。韓国側がソウルの日本大使館の前に設置したのは分かります。日本に対して反省を強いる意味があったのでしょうから。でも、どうしてアメリカに?
恐らくアメリカの各地にそのような像が設置されるのであれば、さらに日本に圧力をかけることができると韓国側は考えたのでしょう。ここまでは幾ら私でも分かります。しかし、では、何故アメリカは韓国側の要請を受け入れて、そのような像を設置することを認めたのか?
これが、グレンデールに住んでいた韓国人が偶々慰安婦として連れて行かれた、というような事情でもあれば、分かるのです。でも、実際はそうではない。強いて言えば、そこに韓国系の米国人が住んでいるという程度の事情しかないのです。
やっぱり、相当なロビー活動がなされたということでしょう。
では、米国人は韓国人には大いにシンパシーを感じ、その反面、日本に対してはシンパシーを感じないということなのか?
しかし、先日のアシアナ航空の事故に際しても、米国では韓国人の操縦士をバ カにするような発言が見られた訳ですから、米国人が韓国人にそれほど親しみを感じているとはとても思えません。
いずれにしても、慰安婦像設置に関する米国人の本音を知りたいと思っていたら‥米国の公共ラジオ放送のNPRが短い特集番組を報じていたことを知りました。
タイトルは、Statue Brings Friction Over WWII Comfort Women To California であって、日本語に訳せば、「慰安婦の像が、第二次大戦の慰安婦を巡る軋轢をカリフォルニアにもたらす」
番組を聞いていても、それほど韓国びいきには思えないのです。元慰安婦という86歳のおばあちゃんがインタビューに応じ、悲しい過去の話をしていました が、韓国側の話はその程度で、後は、この像を設置することが明らかになると多くのメールが役所に送りつけられ、そのうちの98%か99%は設置に反対で あったこと、そして、反対する人々が公聴会に大挙押しかけ、その中に一人は、慰安婦になったと言っても、自分の意思で拒否することもできた筈だ、と質した 事実などを報じていたのです。
結構、中立的な報道だと思います。そうやって日本側の言い分も報じる訳ですから。
それ に、そのおばあちゃんが言っていたのは、性的行為を強要されたのが苦痛であったというようなことではなく、もっととんでもないことだったのです。彼女が 言っていたのは、何と日本の兵隊が、彼女を刀で切りつけようとした、と。しかし、彼女がしななかったものだから激怒して、そのことがずっとトラウマになっ ているというのです。
それが100%の正しい話だったとして‥そうなるとこれは、s ex slave の話どころか、さつ人ではありませんか?!
いずれにしても、米国人の本音を知ることができないのか、と思っていたら、この番組に多くのコメントが寄せられているのに気が付きました。
180を超えるコメントですが‥7、8割以上は、もう完全に日本が悪いというような意見だったと思います。歴史的事実を認めないのは怪しからん、と。その一方で、偶に日本人関係者だと思われるような意見もぱらぱらと見受けられました。
でも、結局、米国人の考え方がそうした日本人関係者の指摘で変わるなんてことはとても期待できないと思いました。もう、すっかり日本に対する印象が固まっているからです。それに、彼らは、安倍総理自身が、そうした歴史的事実を認めようとしないと見ているのです。
ドイツに比べ日本の態度はおかしい、と。ドイツは素直に謝罪しているのに、何故日本は歴史的事実を否定しようとするのか、何故謝罪しないのか、と。
日本人からすれば、何度も何度も謝罪を重ねたと思っている訳です。しかし、それにも拘わらず韓国側がこうして事態を蒸し返すから、とうとう堪忍袋の緒が切れた、と。
そうですよね? つまり、日本人からすれば、韓国の方が喧嘩を売っているようにしか見えないのです。そして、度々言いますが、そこまで日本のことを悪く言 うのであれば、どうして日本の真似をしたがるのか、どうして困った時に日本に頼りたがるのか、その理由が日本人には理解できないのです。先日私は、言いま した。日本からの最後の円借款を供与するための韓国との交渉に、私も交渉団の一員として韓国を訪れた、と。
あの頃は、今とは違った意味で日韓の雰囲気は良くなかったのです。まだまだ韓国は援助を受ける立場でしかなかったからなのです。
しかし、実際に訪れ、夜の宴会の部になると、それほど悪い人々ではないのですよね。何しろ、日本語を上手に喋るのですから。日本語で話してくれれば、こちらも決して悪い気はしないのです。
あの円借款を供与していた頃までは、慰安婦の問題は浮上していなかったのです。何故ならば、円借款を供与することには、日本がした悪いことに対するお詫びの意味が込められているということが両国の共通認識になっていたからなのです。
だから、円借款を供与している頃には、慰安婦の問題を韓国が持ち出すことはなかった。そうした問題が大きくなったのは、1995年頃ではなかったのでしょうか? 慰安婦のために募金活動をするからというペーパーが突然回っていたのを覚えています。
いずれにしても、日本が戦後どのような謝罪を繰り返してきたかを正確に知っている欧米人は極めて少ないのではないのでしょうか? やっぱり日本、或いはか つての「日本軍=悪」という図式の方が彼らにとっては受け入れやすいのでしょう。 だって、そうでしょう? それだけ悪行を尽くした日本だったから原爆を 投下したことも是認される、と。
普通、戦争が起きる場合に、一方が100%正しくて、もう一方が100%悪いなんてことはあり得ないのですが、太平洋戦争に関しては、日本が100%悪くて、米国が100%正しいということになっているのです。
分かります? 日本が100%悪かったというのが米国人の考え方なのです。米国人のどこに非があるかと。しかし、日本人の多くはそうは思わない。日本の方が仮に悪かったとしても、米国にもそれ相応の責任がある筈だ、と。
しかし、そんなことを日本が言っても、聞く耳を持たないのですよね。日本の言い分を聞いて、米国にも非があることを認めることは、どうしてもできないのですよ。だから、韓国の言い分を尊重して、日本が悪いということにしておいた方が、米国にとっても都合がいいのです。
いずれにしても、中国の脅威からこのアジア地域の平和を守ろうとアメリカが真剣に思うのであれば、慰安婦問題を蒸し返す韓国を説得して、「韓国の気持ちも 分からないではないが、日本も何度も謝っていることであるし、そろそろ冷静になったらどうか」とアドバイスするのがアメリカの役割だと思うのですが‥実際 には、日本と韓国の仲が悪くなるのを平気で見ているようにしか思えないのです。 http://blogos.com/article/67386/