その一環として日本の自動車メーカーのほぼ全てが事故を未然に防ぐ自動ブレーキ技術を開発し採用しています。
一方で韓国車にはこのような機能はありません。
韓国メーカーが開発しているという話も聞かないですね。
日本車メーカーが世界で最も安全な車を作ろうと努力しているのとは対照的と言えるでしょう。
(1)Toyota : PCS(Pre-Crash Safety System)
主にミリ波レーダーを用いたシステムを使うが、高級車ではステレオカメラも併用して動作精度を高めている。PCSという名称は商標登録済み。
Lexus LSのシステムでPCSはブレーキ制御だけでなく、ステアリング制御にも適用され、衝突の可能性を検知するとステアリングギヤ比を変化させる高度な制御を行う。車線逸脱を防ぐLKAS(Lane Keeping Assist System)も備える。
Denso、NECとの共同開発で世界で最も進んでいるシステムと言えるが価格も50万円超えと一級品。
しかし、2012年には15万円程度の廉価なシステムも提供されるようになり、普及に加速がついてきた。

(2)Honda : CMBS(Collision Mitigation Brake System)
Toyota 同様にミリ波レーダーを用いる。レーダーはクルーズコントロール用のACC(Adaptative Cruise Control)のシステムにも使われLKAS制御も行う。LKAS制御用にCMOSカメラも備えるが、機能するのはLKASのみで衝突回避には使用しな い。

(3)Nissan : Intelligent Brake Assist
レーザーレーダーセンサー方式。40km/h以下の低速追従機能付きのクルーズコントロールが搭載されて約17万円。
Safety Shieldという概念を採用し、2012年には緊急操舵回避支援システムを発表した。

(4)Subaru : EyeSight
ステレオカメラ方式。レーダー方式と違い、ハードウェアの追加が少なく価格も10万円程度とコストが安いのが特徴。
カメラ方式は天候や夜間の認識に弱点があったが、EyeSightはソフトウェア改善によりかなり高い精度を実現。
現在は第二世代にあたるシステムで、歩行者の検知も可能。新車装着率が75%にも達しており、現時点で最も普及率が高いと見られる。
2013年までには全車に対応させる予定。

(5)Daihatsu : Smart Assist
2012年発売のMoveから新しく採用された機能で赤外線を使ったレーザーレーダーを用いる。
Denso製のレーザーレーダー、東海理化製のステアリング舵角センサー、Advics製ESCを採用。
衝突事故の6割が30km/hで起こることを重視し、レーザーレーダーのみのシンプルな構成としたことで価格を5万円と低コストに抑えてある。
以前はレーザーレーダーと前方監視カメラによる融合方式を採用しており、高度なシステムではあったものの30万円程と軽自動車の装備としてはかなり高価だったために普及の妨げとなっていた。

(6)Suzuki : PRECRS
ミリ波レーダー方式。2008年のEscudo(Grand Vitara)の部分改良時にオプション設定され、現在ではSuzuki WagonRなど主力の軽自動車にも波及。
価格も当初は16万円と高価だったが、WagonR向けは4万円と大幅にコストダウンした。

(7)Mazda : SCBS(Smart City Brake Support)
フロントウィンドウに置かれたレーザーレーダーで障害物を検知。
衝突の危険がある場合はブレーキをかけ、さらにエンジン出力を抑える制御を行う。
さらに駐車場などで発進する際に、ペダルを踏み間違えて衝突することを防ぐ機能も採用。

(8)Mitsubishi : e-Assist
被害衝突軽減ブレーキシステム(FCM)に加えて、車線逸脱警報システム(LDW)とレーダークルーズコントロールシステム(ACC)を採用する。
自動ブレーキであるFCMはミリ波レーダーを用い、車線逸脱警報のLDWはフロントウインドゥに置かれた単眼カメラが機能する。
レーダークルーズのACCはFCMと同一のレーダー機能を用いたもの。
システム価格が9万5000円と安価に抑えられている。

日本において自動的にブレーキをかけるシステムは1991年から先進安全自動車(ASV)として開発が進んでおり、2003年のToyota Harrier(Lexus RX)にて初めて実用化。
最初はブレーキアシストに留まるものでしたが、同年発売されたHonda Inspire(Accord)に搭載されたCMBS(Collision Mitigation Brake System)にて自動ブレーキが実現しています。
このように世界に先駆けて日本の自動車メーカーが自動ブレーキを実用化し、技術をリードしてきました。
現在では日本以外でもVolvoやVW、Benzでも簡易的なシステムを搭載するようになってきましたが、機能面や精度という部分ではまだまだ日本に追いついていないのが実情。
日本以外でこのような自動ブレーキが普及しないのは、各国の衝突試験において衝突回避システムの評価が正しく行われていないというのが原因と推測されます。
日本メーカーの自動ブレーキにはアクセルとブレーキの踏み間違えによる誤発進を防ぐ機能も持っているものが多く、これが欧米でも普及していれば、あのToyota車が誤発進するという不具合を捏造した訴訟は起こらなかったのではないかと思います。
逆に言えば、あの捏造事件があったからこそ、日本車メーカーは危機感を感じさらに本気で自動ブレーキを開発しようとしているのでしょう。