http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/603003.html
ハンギョレ(韓国語) 2013.9.11

決して偶然とは言えないほど‘誰が誰の歌を盗作した’という報せによく接する。 このような便りに登場する歌はほとんどの有名になったり少なくとも有名歌手と作曲家が関与したことなので影響が長く残る。 自分の曲を盗作された作曲家がくやしいことは当然のことだが、加害者側歌手’まで悔しいと考え、その上、‘盗作作曲家’は持続的にKPOP界で登場して盗作論議は何時までも絶えない。 大衆は盗作が多すぎて論議自体に疲労感を感じる状況に達することになった。 こうして見たらもう盗作が明らかに見える時も‘加害者’が堂々としたまま、やり過ごす場合がありふれたし、今や誰が‘泥棒’なのか‘盗まれた人’かわからなくなる場合が多くなった。
誰が泥棒なのか盗まれた人なのか

今年ももちろん例外でなくて今年のはじめには <Some day>という歌に関する控訴審判決とこれに対してくやしがる当事者の呼び掛けが何日新聞と放送を飾った。 最近ではオーディション プログラムに出演してスターダムに上がった新人歌手の自作曲が問題になったこともあった。 <Some day> 事件は当事者が上告して我が国では最初に音楽著作権侵害に関する記念碑的な大法院判決が下さるか内心期待はしている。 だが判決が下されてくるとしても続く盗作論議を沈静化することが出来るかは未知数だ。
2010年文化体育観光部と韓国音楽著作権協会は2000年以後発表された曲中盗作判決を受けたり盗作論議がふくらんだ大衆歌謡20曲に支給した著作権料が20余億ウォンに達すると国会に報告をしたことがあった。 論議だけあった曲はそうだとして、判決まで下された曲に著作権料が支給された? 多分実状を知るようになれば虚しいだろう。
筆者はこの20曲中で著作権侵害で判決が下された事件を2006年に担当した。 当時全盛期を謳歌したどんな歌手(フィーチャーリングを主に利用したのでラップを主にするミュージシャンというのがさらに合うだろうか?)ウイの曲 <君に送る手紙>が‘グループドド’が歌った <It’s You>の著作権を侵害したという事件だ。 <It’s You>ウイの作曲家は有名シンガーソングライターであった。
至難な過程、微弱な結実

裁判には相当な時間と努力が必要とされた。 至難な過程を経て音楽著作権侵害に関する判決では最初だと言える‘<It’s You> 有罪判決’が出てくることになった。 損害賠償額は1千万ウォン(約90万円)。 初めから大きい期待をしたことではなかったし‘人格’部分に限定されたことではあるが、重大な侵害の賠償としては規模が過度に小さかった。 侵害を立証するための至難な過程とこれに対し比べて微弱な判決、これが盗作の誘惑を取り払うことができない侵害者の暗い後背景であろう。
ところでこれが最後ではなかった。協会は今まさに激しい攻防戦を行って感情の対立が極限まで至った相手方と合意をしてきてこそ著作権料を支給できると時計の針を逆に回そうとしたのだ。 これは著作財産権に関する裁判を当事者どうし勝手にしろということと変わりなかった。 不幸なのか幸いなのか相手方と合意して問題の盗作曲に対する著作権料は両側に別に支給されている(アイロニーにも共同著作者として話だ)。その結果2010年の統計のような奇異な現況が出てくることになったのだ。
盗作者と被害者が並んで共同著作者
2006年の判決以後にも筆者は話題になった何件の盗作論議に対して自問をしたことがあるが訴訟にまでなったことはない。 その理由はとても遠い救済の道のためで、入った尽力に比べて非常に過小な結果が予想されるためであることもした。 何より作曲者などがこのような現実に先に挫折する場合が多かったためだ。 このような状況のため2013年になっても私たちの社会はまだ「盗作曲を薦める社会」の汚名を脱げずにいる。