トンチンカンな発言をする世界銀行のキム総裁
小笠原誠治 2013年11月13日

世界銀行の総裁が、12日に次のような発言をしたと報じられています。
「米連銀が月額850億ドルの債券買い入れプログラムの縮小を開始すれば世界各地で金利が再び上昇し、新興国市場に悪影響を及ぼす恐れがある」
どう思いますか?
そのことについて考える前に、今の世銀総裁は誰であるかご存知でしょうか?
現在の世界銀行総裁は、ジム・ヨン・キム氏。韓国系のアメリカ人で、本業は医師なのです。
まあ、お医者さんがどうして世界銀行の総裁などに就任したのかと思う方がいるかもしれませんが‥何とこの方、途上国のエイズ対策のために働いてきたことがあり、開発途上国への支援を役割とする世界銀行と若干の接点がない訳でもないのです。
それにしても、何故韓国系の米国人が選ばれたのでしょうか?
そう思いませんか?
そのことに関しては、それまで米国出身者がこのポストを独占してきたことに対する批判が高まるなかで、若干の配慮がないこともない、という気がするのです。つまり、韓国系のアメリカ人を登用することによって、アメリカ独占という批判をかわしつつ、その一方で、依然としてアメリカ人がそのポストを占めるという慣例は死守する、と。
それに‥韓国人の米国におけるロビー活動が盛んなことは有名であり、そして、米国はこうして韓国との仲が巧く行っているように日本にみせつけて、日本をコントロールしようという面があるのです。
例えば、TPPの交渉に日本を引きずり込むために米国はどんな戦略を取ったか?
ご存知でしょう?
米国と韓国は、FTA、つまり自由貿易協定を結んでいるではないですか? そうした姿を日本にみせつけ、日本はTPPに入るべきではないかと誘いをかける、と。そうしないと、対米輸出の面で韓国に差を付けられるぞ、と。
本題に戻りましょう。
そのキム世銀総裁が、FRBに対して長期国債等の購入措置を縮小するようなことをするなと言うのです。今流行の言葉で言えば、テーパリングは行うな、と。
この人、本当に経済というか国際経済の仕組みが分かっているのでしょうか?
分かっている筈はありません。少なくても、FRBのバーナンキ議長より経済に詳しくないことだけは確かでしょう。だって、本業は医師なのですから。
米国が量的緩和策から少しずつ手を引けば金利が上がると主張するキム総裁。
FRBの公開市場委員会も、米国では金利が上がるだろうと言っているので、そうした影響が海外にも及ぶ恐れがあるのはそのとおりでしょう。
しかし、新興国で必ず金利が上がるかと言えば、そのようなことはないのです。何故ならば、皆、独自の通貨を使用し、そして、それぞれが自由に金融政策を講じているからなのです。金利が上がりそうで困るのなら、金融を緩和すればいいだけ。
それに、いずれFRBとしてはテーパリングを始めなければいけないし、そのタイミングが最適になるように絶えず慎重に検討を重ねているのが公開市場委員会の委員たちなのです。
それにも拘わらず素人の世銀総裁が、テーパリングを始めると金利が上がってしまうではないかなんて発言することに何の意味があるというのでしょうか?
そんな類の発言をするのが世銀総裁の役目なのかと言いたい!
繰り返しますが、新興国で金利が上がる可能性があると言っても、そうであれば新興国が金融政策などを動員してそれに対処すればいいだけの話です。
それに、そもそも米国の量的緩和策に関しては、それが新興国の通貨価値の上昇をもたらすと言って、その事に対し批判する声が多かったではないですか?
それについては何も言わずに、テーパリングを始めたら金利が上がるだなんて‥
いずれにしても、米国がずっと量的緩和策を採用し続けることなどできないのです。もし、そんなことをすれば、いずれインフレが起き、そうなれば本当に金利が急上昇してしまうのです。
そんなことが分かっていないのでしょうか?
国連の事務総長と世界銀行総裁のポストという2つの重要なポストを韓国に任せるのはやり過ぎなのではないでしょうか?
http://blogos.com/article/73590/?axis=b:344
ネットでは韓国に対する率直な見解を
毎日見ることができるようになりました。
めでたしめでたし!