北朝鮮の黒鉛炉、再稼働の疑い IAEA、最終確認できず
2013.11.28 22:20国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は28日、定例理事会で、北朝鮮の寧辺の実験用黒鉛減速炉(原子炉)について、衛星写真などの分析から「再稼働の取り組みと一致する活動が見られた」と述べ、再稼働した疑いがあるとの見方を示した。
ただ、北朝鮮は2009年にIAEAの監視要員を追放しており、天野氏は、原子炉の査察ができず「再稼働したかどうか最終的に確認することはできない」とした。その上で北朝鮮が国連安全保障理事会の決議を順守し、IAEAの査察を受け入れるよう求めた。
北朝鮮は4月、黒鉛炉を再稼働させると表明。8月下旬には発電用のタービン建屋から水蒸気とみられる白煙が上がっているのが確認された。韓国の情報機関、国家情報院の南在俊院長は10月、北朝鮮が8月ごろに原子炉を「再稼働させた」との分析を示している。(共同)