軽量高級鋼板の生産本格化新日鉄住金など米工場買収発表
2013/11/30 23:31
新日鉄住金は30日、欧州アルセロール・ミタルと共同でドイツの鉄鋼大手ティッセン・クルップから米南部アラバマ州の自動車用鋼板工場を買収すると正式発表した。周辺に集積するトヨタ自動車やホンダなどへの供給を見込む。主力のめっき鋼板に加え、今まで米国で供給が難しかった軽量高級鋼板の生産を本格化して日本車各社の現地戦略を後押しする。
新日鉄住金とミタルは2014年半ばをめどに、工場運営会社を15億5千万ドル(約1580億円)を投じ折半で買収する。今回の買収で自動車用鋼板の生産能力は国内の800万トンに対し、海外900万トンと逆転する。
今回の買収で最も恩恵を受けるのが日系自動車メーカーだ。厚さを抑えながら強度を確保する「高張力鋼板(ハイテン)」は燃費改善のために軽量化を進める自動車メーカーにとって不可欠な素材。高い燃費性能を売りにする日本車各社は「高品位の鋼材の安定調達につながる」(日産自動車幹部)として日系鉄鋼メーカーの現地生産を早くから期待していた。
新日鉄住金は1990年に稼働したミタルとの米合弁工場でハイテンを生産している。ただ母材の熱延鋼板を供給するミタルの設備が古く、最高強度の鋼板の生産は難しかった。最近の米国自動車市場の回復で鋼板の生産能力が不足気味なことも買収に踏み切った大きな要因だ。
買収する工場は2010年に稼働、最新の熱延鋼板ラインも備える。同ラインは新日鉄住金自身、国内にも6本しかない中核設備だ。「高性能鋼板の生産や他の鋼板も上流からのつくり込みができる」(樋口真哉副社長)としている。
ティッセン・クルップは採算改善のメドが立たず、同工場の売却を決めたが樋口副社長は「我々はすでに顧客基盤があり、早期に黒字化できる」と自信を見せた。
新日鉄住金などは買収した工場で使う半製品(スラブ)の一部、年200万トンをティッセンのブラジル製鉄所から6年間購入する。
ティッセンは同製鉄所の同時売却も目指していたが、スラブの安定的な販売先が確保できたことで引き続き経営にあたる。また、両拠点の売却問題など懸案が一段落したことを受け30日、最大10%の増資を実施して財務体質を強化する方針を発表した。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD3003A_Q3A131C1TJC000/
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営業益は半減、信用等級も下落…韓国ポスコの「失われた5年」(2)
-略-
状況がこうであるから、資金力がすっかりなくなり、最も重要な売り物が出てきても投資をすることが難しくなった。ポスコは昨年、ドイツ最大鉄鋼業者ティッセン・クルップの米国製鋼所入札当時引き受け意向書を提出した。米国自動車景気が生き返っている状況で、非常に魅力的な売り物だったためだ。だが、外信によればこの製鋼所は競争業者である新日本製鉄へ渡る可能性が高い。引き受け予想価格は1300億円(約1兆3375億ウォン)で大宇インターナショナル引き受け価格の半分にも至らないが、ポスコは引き受け意向書提出以降、追加的な行動をしないでいる。鉄鋼業界では投資余力がないためだと見ている。ポスコは実際、7月の4-6月期実績発表の時に「来年の投資資金を今年より1兆~2兆ウォン減らす」と発表した。
国際信用評価社がこのような状況を黙って見ているわけがない。世界3大信用評価社は昨年10~11月ポスコの信用等級をいっせいに降格させた。スタンダードアンドプアーズ(S&P)はA-からBBB+に、ムーディーズはA3からBaa1に下方調整した。ピッチもA-からBBB+に、一段階低くした。特にムーディーズは25日、ポスコの信用等級をBaa2へと、一段階さらに落とした。
-中略-
財界関係者は「ポスコが難しくなった最も大きい原因はもちろん鉄鋼景気低迷などの外部要因だが、鄭会長も責任から逃れることは難しい」とし、「誰が後任者になるかは分からないが、鄭会長在任期間中に中身の減った蔵を再び満たし、規律と道徳性を正そうとするなら相当な苦労をしなければならないだろう」と話した。
゜http://japanese.joins.com/article/861/178861.html?servcode=300§code=300

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日本を追い越した、と意気盛んだった韓国。
積極投資も、三星の様に何時も上手く行くとは限りません。
着実な経営戦略と体質改善を「負け犬の無駄な悪あがき」と見下してきたつけが出て来たようですね。
今回の買収は影響力が大きいです。生産が軌道に乗れば、日本車メーカーの品質改善、価格低下が実現するでしょう。現代/KIAに近づいた価格が、逆に日本車の方が安くなるかもしれませんね。
ポスコ・韓国の真意は判りました。
今度は、こちらが蹴り落とす番です。後ろめたさは有りませんね。
