「張成沢が執権すればいまよりいいはず」…密かに話す北朝鮮住民
中央SUNDAY/中央日報日本語版
北朝鮮でこのところ予想外の政権交替説が出回っている。張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長が金正恩(キム・ジョンウン)を押し出すということだ。14日明け方に平壌(ピョンヤン)に住む貿易労働者のキム氏と通話した。北朝鮮の清津(チョンジン)、咸興(ハムフン)、恵山(ヘサン)などで集団銃殺が広がっているという知らせを韓国に伝えた数日後だ。
彼に、「張成沢の権力は大きくなるか」と尋ねると、「いまは金正恩より張成沢が政権を取ればはるかに生活が良くなるだろうという噂が広まっている」と話した。張成沢は頭が良く、「領導力」が優れており、彼を嫌いだという幹部はいないほど周辺管理を徹底し、下の人たちからも大きな尊敬を受けているという。彼はまた、「金正日(キム・ジョンイル)時代は話すことはできなかったが、『若い奴がとても幼稚に遊ぶのでこうしたことでは国をつぶしかねない』とこそこそと言っている。さらに『李朝五百年』(世襲政権を皮肉る言葉)と公然と話す人もいる。老兵(金正日の側近元老)も首を横に振る。わかっている人はみんなわかっている」と話した。
彼のこうした話は10月末に海外出張中に会った北朝鮮党幹部ファン氏の発言とも脈絡は同じだった。彼は「幹部や人民に張成沢が政治をやればという気持ちがなくはない。金正恩が張成沢を牽制し始めたという話が側近の中で出ている」と話した。それによればいま金正恩は張成沢により操縦されているといっても過言ではない。南北関係や中国との関係も張成沢の意図通りに流れているということだ。
彼は「張成沢は金正日が脳出血で倒れてから数カ月間に自分の側近で勢力を固めておいたので関係が悪化するほど金正恩を押し出しやすい。張成沢がすでに党の司法機関を総括する行政部長を務め、中央党の核心部門である組織副部長を経て今回は軍を統率する隊長の軍事称号を受けた上に国防委員会副委員長まで務め、すべての権力を動員できる位置にあるため」と説明した。金正恩に対する不満が高まる理由を尋ねると彼は、「朝鮮(北朝鮮)と南朝鮮(韓国)の関係が以前はそれなりに維持されていたが、いまはむしろ良くない状況だとの不満が多い。張成沢は親中派なので政権を取れば中国が支援することになり経済や人民生活に大きな変化があると期待する。南朝鮮との関係も円滑にならないだろうか」と答えた。また、「張成沢は金正日が生存している時に後継者として金正男(キム・ジョンナム)を指名し建議し続けていた。当時党幹部の中では、金正男は政治をするスタイルではないので自分(張成沢)が後から摂政政治をしようといているという話が出回った」と話した。(中央SUNDAY第349号)
咸鏡北道(ハムギョンブクド)に住むパク氏は、「また再び杭に立たせ(銃殺刑)民衆は生きるのがますます厳しくなる。かつては南朝鮮と関係が良くなり期待が大きかったが、それも水泡に帰し、いまでは上が話す言葉はすべてうそだとこりごりしている。核だ、ミサイルだと騒がず、その金でコメでも与えたら良いと一様に話している」と伝えた。また、「国民も張成沢は大丈夫だと考える。それでも金正恩よりはましではないかという意見だ。われわれはだれになってもしっかり食べられ良い暮らしができるようになればそれでいい。昔のように忠誠心やそうしたことで騒ぐ人はばかにされる」とため息をついた。
NK知識人連帯のキム・フングァン代表は張成沢浮上の可能性に対し、「彼が隠れた実力者として位置づけられてきているようだ」と話す。しかし彼は「金氏世襲につながる構造で過半を集めるには時間がかかる。また、抗日闘士の家系ではないという問題がある。本当に老練な人ならば政権への野心がないということを見せなくてはならないので金正日の3回忌までは待たないだろうかと考える」と話した。続けて「党と軍が張成沢をあがめており、時間は予想と違い早まる可能性もある。現実主義者で実利主義者である張成沢が政権を取れば南北関係は良くなるだろう」と予想した。
国家安全保衛部で勤め脱北したオ・サンミン氏も「張成沢は金日成(キム・イルソン)の寵愛を受け、金正日とも妹婿としての立場を確実にした。喜び組を作ったのも張成沢のアイデアだ。張成沢は善人役、金正日は悪役をするよう裏から操縦したのも張成沢本人」と話した。(中央SUNDAY第349号)
「張成沢招待所はポルノだらけ…」 脱北者が衝撃の証言
中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の“核心人物”張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長に関する脱北者の衝撃的な証言が公開された。 1990年代後半から北朝鮮を脱出する前まで中堅幹部だったというある脱北者が、張成沢について語ったのだ。
北韓改革放送は最近、脱北者Aの証言を通じて、「金正恩(キム・ジョンウン)の叔母の金敬姫(キム・ギョンヒ)と張成沢の仲がよくない」という噂が北朝鮮で広まっている、と伝えた。
Aは、北朝鮮幹部の間で通じる張成沢のあだ名には「女好き」という意味が込められていると話した。Aは、張成沢招待所を訪問した知人から「張成沢招待所には業務に関する本は1冊もなく、ポルノの映像物と雑誌しかない」と聞いたという。
Aはウアム閣事件に関する噂も伝えた。「ウアム閣事件は、外貨稼ぎの幹部がパーティーを開き、青春奉仕総局の女性を連れて行き、妓生(キーセン)のように扱ったという噂が広まっていた」と説明した。続いて「当時、ウアム閣パーティーを金正男(キム・ジョンナム)が主導したという話を聞き、その事件のために金正日(キム・ジョンイル)が激怒し、数人の幹部を追放したと聞いた」と話した。
「ウアム閣事件」とは、金正男が側近と一緒にパーティーを開いた平壌市内の特閣(別荘)のウアム閣を、09年4月に金正恩(キム・ジョンウン)の主導で北朝鮮の情報機関である国家安全保衛部の要員が急襲した事件だ。
この事件の後、金正男は北朝鮮内部で立場が狭まった。 金正恩が後継の障害となりうる金正男を攻撃した当時の事件は「平壌版王子の乱」と呼ばれてきた。
これが、金正恩の耳に複数筋から、入ったのだろう・・・・・・ww