
マンボウ(翻車魚、Mola mola)は、フグ目マンボウ科の1種である。巨体と独特の体型が特徴の海水魚である。
太平洋沿岸でダイビングをすると、小型のマンボウが網にかかり捨てられているのが見られる。
このマンボウは鮮度が落ちると臭みが出て不味いため、ほとんど現地で消費され、市場に流通することは少ない。
宮城県から千葉県にかけてと東伊豆、三重県紀北町や尾鷲市などは比較的食用として目にする機会がある。紀北町にはマンボウの名称のついた道の駅がある。
肉は白身で柔らかく、刺身(肝和え)や天ぷらなどで食べられる。身の他に腸や肝臓(キモ)も食べられる。また、目も食べる事ができる。
台湾では、5月ごろ海流に乗って東海岸に現れるため、定置網で捕り、食用にすることが盛んである。台湾のほとんどの水揚げが集中する花蓮市では日本語からの借用語で曼波魚(中国語 マンボーユー、台湾語 マンボーヒー)と呼び、5月に「花蓮曼波季」という食のイベントを行い、観光客に紹介している。この時期は台北の高級店でも料理を出す例がある。肉、軟骨、皮などをセロリなどの野菜と炒めたり、フライやスープにしたり、腸を「龍腸」と称して炒め物にしたりすることが多い。
マンボウの肝は珍味。酒蒸し、肝あえなどの料理方法があり、一度は経験してみたい味。本体のほうは、煮物にしたり、お造りの場合はぽん酢、紅おろしなどでいただく。さっと湯に通した身は酢味噌と和えて食すと、実にあっさりしていながら、ハッキリした食感が楽しめる。カラシ酢味噌やキムチと和えた腸はこりこりとした歯ざわりがいい。また、普通は捨ててしまうという透明なマンボウのゼラチンもこれまたなかなかの珍味です。

マンボウの身
酢味噌と和えて食べる。あっさり味

マンボウの腸のキムチ和え。ピリカラは食が進む

マンボウの腸のカラシ酢味噌和え

マンボウの胸から腹の部分。ゼラチンのように口の中でさっと溶ける
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