1.セウォル号球状船首に新たな発見情報あり
筆者は若いころ、造船設計技師だったせいで、韓国旅客船セウォル号沈没事故に強い関心をもっています(注1、注2、注3)。
セウォル号は事故直前に、球状船首底部が水面下の異物に接触したとみなしています(注1)。
2014年5月3日、“謎の真相”というブログにて、新たな指摘が出てきました、それは、球状船首に横方向から大きな力が働いて、球状船首自体が変形しているのではないかという指摘です(注4)。
同ブログによれば、4月22日にユーチューブに公開された日本のテレビ報道番組の画像(注5)に偶然、映り込んだセウォル号の球状船首が変形しているとのこと。
同画像の11分15秒付近に、沈没前で、逆さまになったセウォル号の球状船首が映っています。この画像から、球状船首は確かに右舷側に変形しているように見えます。球状船首は左右対称に設置されているはずですが、球状船首の左舷側から横向き(水平方向もしくは斜め上向き)に大きな力が働き、曲がってしまったように見えます。もしそうなら、球状船首は塑性変形(元に戻らない大変形)を起こしていることになります。
2.セウォル号の球状船首底部または左舷側部に大きな力が働いたのか
球状船首と船首両舷に設置される二つのアンカー格納部の相対位置関係をチェックすると、球状船首が両舷のアンカーに対し、左右対称となっていなく、右舷側に曲がってしまったように見えるのは確かです。
セウォル号は事故直前、右舷側に大きく舵を切っていますから、左舷側から来た水面下の何かを避けようとしたのは間違いないでしょう。
3.事故当初、セウォル号の球状船首に接触痕があることを指摘した東海大海洋学部の山田教授がその後、まったくテレビに出なくなった
セウォル号の事故直後、日本のテレビ局は、上記、逆さまになって、水面上に露出した球状船首の画像を流していました。そのとき、事故解説専門家としてテレビ出演していた東海大海洋学部の山田教授が、この接触痕の存在を指摘していました。この船の塗装は最近塗り直したもので、この接触痕は新しいものと言っていました。この解説を聞いたとき、筆者は、セウォル号が水面下の何かと接触したと思いました。なぜなら、事故当初、生存者がドーンという大きな音を聞いたと証言していると報道されていたからです。にもかかわらず、その後、この接触痕に関する話題を日本のテレビ局はまったく取り上げなくなりました。
山田教授は、それ以降、ばったりとテレビに出なくなりました、なぜでしょうか。
いずれにしても、球状船首が真に右舷側にひん曲がっているのかどうか、明らかにする必要があります。
