アメリカ議会、韓国TPP参加に「NO!」
米韓FTAの履行不十分を批判
夕刊フジ 3月31日(木)16時56分配信
日本や米国などが大筋合意した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への韓国の参加に、アメリカ議会がノーを突き付けた。
韓国が米国との自由貿易協定(FTA)を十分に履行していないことが理由で、TPPに意欲をのぞかせている朴槿恵(パク・クネ)政権には大きな痛手となりそうだ。
共和党のオリン・ハッチ上院財務委員長が今月、駐米韓国大使宛てに送った書簡で、2012年に発効した米韓FTAについて、全体的には成功しているとしながらも、製薬業界の価格政策や公正取引委員会による調査の透明性、政府機関による海賊版ソフトウエアの使用など5つの分野について、合意を実現する努力を欠いていると指弾したと聯合ニュースなどが報じた。
さらに書簡では、朴政権がTPP参加の意向を示していることに絡んで、「米議会が昨年通過させた貿易交渉関連法(TPA)は、既存の協定の順守がTPP加入の重要な基準だ」とクギを刺した。FTAを完全に履行しない限り、TPPにも参加させないというわけだ。
書簡の背景には、新薬について韓国政府が適切な評価をしていないという米製薬業界の不満が反映されているという。また、TPPの米議会批准を控えて、オバマ政権側に適切な対応を促す狙いもあるようだ。
韓国経済新聞は、書簡の5項目の一部はすでに解消されているとし、韓国政府機関内の海賊版ソフト使用についてはハッチ氏が「違法ソフトの排除に進展はあったが、まだやるべきことが残っている」と主張する一方、韓国政府は「政府や公共機関で海賊版を使わないと確認された」と反論、意見が交錯していると報じた。
朴政権は、米国や欧州連合(EU)、中国などと個別にFTAを結ぶ戦略を進め、TPP交渉とは距離を置いてきた。ところが、日米などTPPで大筋合意し、巨大な自由経済圏が誕生する可能性が出てきたことで、一転してTPPへの参加意欲を表明した。
深刻な輸出不振に陥っている韓国はTPPに望みを託したいところだが、米国は韓国の不透明な為替介入についても強い疑念を持っており、参加へのハードルは一段と高くなった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160331-00000011-ykf-int

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