現在の潘基文・国連事務総長は、今年いっぱいで任期が切れる。そして2016年4月12日からは、3日間にわたって潘の後任候補者たちのスピーチや質疑応答が開始され、いよいよ後継選出活動が本格的に始動したと言える。
実は今回の事務総長選びは、国連70年の歴史で過去に例のない試みとなる。しかも潘の時代まで存在してきた選出の悪しき“密室性”から決別するきっかけの年となりそうだ。
そもそも国連事務総長というのは、これまでどう選ばれてきたのか。
まず15カ国のメンバー国からなる国連安全保障理事会(安保理) が独断で1人の候補者を選ぶ。そして安保理が選出した候補者を受け、国連総会によって、事務総長に任命する採択を行う。つまり、国連総会は安保理が出して きた候補者を事務総長に任命するだけで、事実上、決定権は拒否権をもつ安保理の常任理事国(米国、英国、フランス、ロシア、中国)にある。また基本的にア ジアやアフリカ、中南米、欧州といった地域ごとにローテーションすることになっている。
●国連事務総長は常任理事国の「奉公人」
潘は、北朝鮮との対話を目的として2010年に国連関係者2名を北朝鮮に送り込んでいる。その行動についてもボズワースは、「米国は伝統的に国連事務局長の個人的な関与は歓迎していない」と一蹴している。
国連総長とはそうした役割くらいにしか見られていないのである。もっとも、国連職員5万人の頂点に君臨する国連のトップである潘が、任期中に何か世界を引っ張るようなリーダーシップを見せたり、世界の紛争や歪みについて効果的な言動を起こしたなんていうのは記憶にない。
事務総長の資格とは、国連の作業言語である英語とフランス語をしゃべれるということくらいだ。第三者的に調査されることもないまま“密室”で選ばれる。
そこで今回から候補者選びの方法が変わった。2015年、国連は事務総長選出方法の活性化を採択し、加盟国に書簡を送って候補者を出すよう求めた。そして2016年4月に国連総会で、候補者の意思を聞く公聴会が史上初めてオープンで行われたのである。
これは潘時代までの悪しきやり方からの決別であり、史上初の画期的な改革の始まりだと期待する声が上がっている。
選出方法の改革」のきっかけを作ったという事実こそ、潘が残す最大の功績となる可能性がある。
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公用車を韓国製に替え 事務機器をすべて韓国製に替え 韓国籍の国連職員を多量採用しただけで
世界から無能扱いされた潘基文が、 初めて国連に役に立つかもしれないw