
赤ちゃんが飲むものといえば、母乳もしくは粉ミルクが一般的ですが、海外ではもう一つ「乳児用液体ミルク」というものが一般的です。
乳児用液体ミルクとは紙パックまたはペットボトルに入っていて、開封すればすぐに赤ちゃんに飲ませることが出来る、乳児用のミルクです。常温で保管することができ、密封されているため衛生的な上に、哺乳瓶を消毒したり作ったミルクを冷ましたりする手間も必要ありません。
乳児用液体ミルクのメリット
哺乳瓶の消毒や調乳などの手間がなく、すぐに飲ませられる
粉ミルクを作って与える場合、以下のような作業が必要です。
1、お湯を沸かします
2、哺乳瓶を消毒します
3、粉ミルクを必要な分計ります
4、粉ミルクを入れた哺乳瓶にお湯を入れ溶かします
5、人肌の温度になるように冷まします
冬の夜中、赤ちゃんが延々泣き続ける声を聞きながら、寒いキッチンでひたすらミルクを作る作業は心が折れそうになります。最初から液体になっていて、冷ます必要のないミルクがあればこんな苦労はなくなります。
パパでも簡単に育児参加できる
粉ミルクを作る作業はパパでは難しい!という声も聞きます。しかし、パパは母乳なんか出せません。液体ミルクがあれば、開封して飲ませるだけ。パパでも簡単にすぐにあげられます。
これだけ簡単であれば、ママの体調が悪い時など、パパが代わりに赤ちゃんのお世話をするのも簡単ですよね。
常温で保存できるので、外出など持ち運びに便利
粉ミルクの場合、哺乳瓶や携帯用の粉ミルク、消毒用グッズなど持ち運ぶものがたくさん必要です。また、外出先で粉ミルクを作ることのできるところを探さなければなりません。「粉ミルクを作る場所がない」という理由で出掛けられないこともあります。
液体ミルクであれば、常温保存も出来ますし、密封されているので持ち運びがしやすく、外出先を選ぶ必要もなくなります。泣いたらさっとあげられるので、泣きわめくのを気にしながらお出掛けする、ということもなくなります。

こちらは液体ミルクが外出先でとても便利だと紹介している動画です。持ち物はミルクとニップルだけなんて、すごく便利ですよね。
動画 https://youtu.be/VTYT4MJd_FU
災害時に水がなくてもあげられる
赤ちゃんに粉ミルクを与えるには、清潔な水がたくさん必要です。大きな災害が起きた時、清潔な水を大量に確保するのはかなり難しいことです。そんな時に液体ミルクがあれば、赤ちゃんを飢えから守ることが可能です。
母乳をあげたらいいのでは?と思われるかもしれませんが、母乳はママによっては出ない人もいます。また災害時は、精神的ショックやストレスで母乳がでなくなるママもいます。そんなママと赤ちゃんのためにも、液体ミルクは用意しておきたいですよね。
阪神淡路大震災や東日本大震災の時は、海外メーカーの液体ミルクを被災地に送る支援活動があり、被災地の赤ちゃん達へ届けられたそうです。

出典:ミルク・フォー・ジャパン | DOCAN
乳児用液体ミルクは、日本では売っていません
乳児用液体ミルクの様々なメリットを挙げてきましたが、残念ながら現在日本では売っていません。どの国内メーカーも作ってはいません。
その理由としては「厚生省の許可がおりない」、「認知度が低く需要がない」と言った理由があります。災害の度に注目を集めることはあったようですが、国内メーカーが製造を検討することはなかったようです。そのため現在、国内メーカーに需要があることを示すための署名活動などが行われています。
キャンペーン · 外出にも備蓄にも便利な乳児用液体ミルクを、日本でも販売してほしい!
今すぐ欲しい方はAmazonなどの通販で海外メーカーのものを買うことは可能です。
しかし、海外メーカーよりも国内メーカーの方が安心と考える人は多く、個人輸入という形なので割高なうえ日数もかかります。そんな液体ミルクが近くのドラッグストアなどで手軽に購入できたら、本当に便利ですよね。
未来のママや赤ちゃんのために
こちらは海外のミルクメーカーのCMです。子育ての大変さをコミカルに紹介しています。
動画 https://youtu.be/fdanrd39Jms
子育ては本当に大変です。
今子育てをしている皆さん、そしてこれから子育てをする未来のお母さん・お父さん達の子育てが今より少しでも楽になればと思い、今回grapeで取り上げさせていただきました。
母乳の方が良い、粉ミルクの方が良いなど考え方も色々あるとは思いますが、母乳と粉ミルク、そして液体ミルクと、選択肢が増えるのは悪いことではないと思います。シーンとタイミングにより、合ったものを選べるようになるのは子育てをする側にとって大変嬉しいことです。
国内メーカーの乳児用液体ミルク、今すぐ出来ることは難しくても、今後の子育てをする世代のためにも作られるようになって欲しいですね。
出典
【災害対策】乳児用液体ミルクが日本にないのはナゼ?
【欧米では一般的】・キャンペーン · 外出にも備蓄にも便利な乳児用液体ミルクを、日本でも販売してほしい!・ミルク・フォー・ジャパン
動画 DOCAN・Introducing SMA Follow on Milk now in a new Easy feed bottle - YouTube 動画 SMA Toddler Milk – Naughtiness Shows You"re Doing Great (Extended Version) - YouTube
引用サイト http://grapee.jp/22247
参考 Amazonより購入できる乳児用液体ミルク
Aptamil 乳児用・液体ミルク 『食欲旺盛な赤ちゃん向け』 30個セット【新生児から】 / 通常2~5日で到着
Hipp Organic 有機原料使用・乳児用・液体ミルク Combiotic 200ml x 30本【新生児から】 / 通常2~5日で到着
12本まとめ買い Cow&Gate(カウ&ゲート) 液体ベビーミルク 0-6カ月 200ml stage1
いずれも非常に高価です。
日本のメーカーが乳児用液体ミルクを作らないのは「厚生省の許可がおりない」のためというよりも利益を優先するためでしょう。
粉ミルクの方がメーカー側にとって儲かるからですね。
かゆいところに手が届く日本のサービスと思われていますが、
明日の日本を担う子供やそのお母さんたちには厳しい現実があるようです。