アメリカが韓国を見捨てない(見捨てられない)ワケ
「韓国発のドミノ」にクサビ打つ米国(日経ビジネスオンライン)(木村)言い替えるなら、こうなります。南シナ海の軍事拠点化を進める中国に対し、米国は日本を含む周辺国を糾合し、対抗する態勢を取り始めている。そんな時、同盟国であるはずの韓国が中国側にどんどんなびいていくのは、他国に示しがつかない。
米中双方から利を得る韓国を放置すれば、他のアジア諸国の中にも、韓国と同じように動けばいいと考え、米国を離れ中国に傾く国が出かねない。「米国も中国も」という政策が可能なら、彼らにとって得られるものも大きいし、何よりも楽なのです。
アジア諸国の間で「韓国発のドミノ」が起きかねなかったのです。だからこそオバマ大統領も記者会見の席で、朴槿恵大統領に直接釘を刺して見せたわけです。その意味では、他のアジア諸国への「見せしめ」として韓国は叱られたのです。
ただ、それは韓国そのものが米国にとって特段の重要性を持っているということではありません。南シナ海から遠く当事者意識に乏しいうえ、海軍力の脆弱な韓国には多くは期待できないからです。日本や豪州、ベトナム、フィリピンと韓国の立ち位置は基本的に異なるのです。
そこで米国は韓国に「中国包囲網」に入れとは言わず、ただ「中国側には行くなよ」とだけ申し渡したのです。
(引用ここまで)
木村幹教授と鈴置氏の対談。
このふたりの対談はマリアージュというかケミストリーが生じることが多いので面白いですね。
特に引用部分ははたと膝を打ちました。
韓国の重要性というものは低下しているのに、アメリカは日米韓の枠組みにこだわろうとする。
その大きな要因が韓国そのものではなく、アメリカの他の同盟国に対する示しがつかなくなるから形式上、見捨てることができない……ということです。
何度か似たようなことを楽韓Webでも書いてきましたが、木村幹教授が同じことを言っているのはなんかほっとしますね。
中国の存在感というものは今世紀半ばに向けてなおのこと増大していくでしょう。
短期スパンでは一度や二度の経済崩壊はあるかもしれませんが、総体として大国化することは間違いありません。
単独で見ると不可解な部分もある中国の宇宙開発はその枠組みで見ると納得できるのですよね。
その一方で韓国の宇宙開発は謎だらけですが。
韓国の米中に対する態度というか、行く末は面白いテストパターンとなるのではないかと思われます。
それは日本にとっても同様ではあるのですけどね。
http://blog.livedoor.jp/rakukan/archives/5043524.html