韓国経済シンクタンク「米韓通貨スワップ協定を結べばアメリカのためになるのだ、韓国政府はアメリカを説得せよ!」
「韓国、金融安全網強化のため米国と通貨スワップ推進を」(中央日報)韓国金融研究院(KIF)は先月30日、報告書「基軸通貨国との常時通貨スワップ導入議論と示唆点」で、「米国政府は為替市場介入を為替操作のための措置として非難しているが、韓国のような新興国の場合、国際金融市場の不安定のため急激に資本が流出するおそれがある」とし「外貨流動性不足に対応するため平常時に外貨準備高を十分に蓄積する必要性がある」と明らかにした。
続いて「米国など基軸通貨国と常時的な中央銀行通貨スワップが結ばれていれば、新興国が危機対応目的で為替市場に介入して外貨準備高を蓄積する名分が弱まる」と伝えた。
報告書は「中央銀行のスワップが主な対米黒字国政府の市場介入の名分を弱化させる装置になるという点を強調し、米国を説得する必要がある」と強調した。
(引用ここまで)
米韓通貨スワップ協定を常時、結んでおくべきだという報告が韓国の経済シンクタンクから出てきました。
おかしいですね?
韓国政府の財政健全性は高いので、日本から声をかけてこないかぎりは日韓通貨スワップ協定は必要ないって蹴ってきていたはずなのですが。
まあ、それ以前に財政健全性が高いはずの韓国から、日韓通貨スワップ協定の協議再開を申し入れてきたという不思議さでしたけどね。
日銀は米連銀をはじめとして、カナダ銀行、英国銀行、欧州中央銀行、スイス国民銀行といった先進各国と通貨スワップ取極を結んでいます。
その状況がうらやましいのでしょうね。
韓国人は韓国が米韓通貨スワップ協定を結べたら日本の鼻がぺしゃんこになると思っているのですが、それはそのうらやましさの裏返しといえるでしょう。
ただまあ、言ってしまえば韓国くらいの大きさの国が破綻したところで、それほど世界に対して被害が波及することもないでしょうから救済する意味がないのです。
潰れるのならとっとと潰れてくれってくらいのもので。
米韓通貨スワップ協定が終わったのは、危機時にドルを融通してもらうような国が為替介入を繰り返しているからだと考えています。
実際にグレートリセッション時、韓国は通貨危機に陥ってスワップ協定を発動しているのです。
韓国国内の銀行は手持ちドルが少ない(融通し合って総額が大きいように見せかけていた)ことから、その手当に使われたという話ですが。
危機の時だけ頼ってきて、そうじゃない時には好きなように為替市場に介入するなんてことはありえない話です。
パク・クネが訪米した際、共同声明で「もう二度と為替介入はしません」と罪状の書かれたプレートを持たされそうになったのは、そのあたりの事情がからんでいるからではないかと睨んでいるのです。
もっと言うのなら、トランプの米韓FTAの破棄・再交渉宣言も同様の線上に置かれていると見ています。
なんでそんな国に対して片務的な通貨防衛策を施さなければならないのか。
日本もそうでしたが、有権者・納税者への説明ができないのですよ。
米韓FTA破棄の代償としてであれば、米韓通貨スワップ協定再開はあるかもしれないなぁ……とは思いますが。
改定ていどでは無理でしょうね。
しかし、本当に外貨準備高における真水がないのだろうなぁ……。