文大統領の「トンチンカンなやり取り」、動画拡散で波紋
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が6日(現地時間)、独ケルバー財団に招待されて行ったスピーチの質疑応答で「韓米関係」に関して質問された際、「韓中関係」について答える動画が、動画共有サイトやソーシャル・メディア上に広がり、「トンチンカンなやり取り」と批判を浴びている。
文大統領はケルバー財団でのスピーチで、南北交流を提案する「ベルリン構想」を表明した後、現地の専門家からの質問に答えた。文大統領は司会者に韓米関係について質問された。司会者は「韓米関係についての質問だ」と述べて質問し始め、文大統領が大統領選候補だった時に言った「米国に『ノー(No)』と言えなければならない」などの言葉を引用し、「韓国と米国、韓米関係について大統領はどのように見ているのか」と聞いた。「(米国に)『ノー』と言う勇気を持つのは容易でない」など、その質問の背景も合わせて語り、全体で1分間ほどの質問だった。これを現地の通訳が韓国語に訳すのに約1分間かかった。
だが、文大統領は「はい。私はけさ(中国の)習近平国家主席と個別会談を行った。韓中間の終末高高度防衛ミサイル(THAAD)をめぐる意見の相違は解消できなかった。そのほかの問題については、意見の違いはなかった」など、韓中関係についてだけ3分間以上も答えた。続いて通訳がドイツ語に訳す間、聴衆席にいた金東ヨン(キム・ドンヨン)経済副首相が壇上に上がり、文大統領に何か耳打ちした。その後、文大統領は「韓米首脳会談の時、我々は米国に対してはっきりと韓国の見解を述べた」と、韓米関係の回答を続けた。
金副首相はこの時、「質問の趣旨に合わない回答」だと文大統領に耳打ちしていたことが後になって確認されている。