北朝鮮危機:韓国で非常用持ち出し袋の売り上げ急増
今月1日、「PTSD」(心的外傷後ストレス障害の意)と題するインターネット漫画が掲載された。韓国人が対馬に旅行に行っている間に韓半島(朝鮮半島)に戦争が起き、難民になるという内容だ。戦争が始まってすぐ、ミサイル攻撃で主要都市と原子力発電所が破壊され、韓国の避難民を乗せた船が日本の自衛隊とにらみ合い、済州島に戻る場面などが出てくる。インターネット漫画サイト「ジャストゥーン」で連載が始まると、全体ランキングで1位になった。ジャストゥーンは「現実的でより恐ろしい作品」だと宣伝している。読者は「考えるだけで恐ろしい」「最近のニュースを思えば他人事とは思えず、鳥肌が立つ」などといったコメントを残した。
北朝鮮の核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験などを受け、戦争関連のコンテンツや商品が人気だ。北朝鮮の脅威を肌で感じた消費者が関連商品に関心を示している。トレンドに敏感な若者で特に目立つ。韓国ギャラップが8日に発表した調査結果で、「北朝鮮が戦争を起こす可能性がある」との回答は20代で42%に達し、最も多かった。
核攻撃を受け、防空ごうに避難して生き残るストーリーのゲーム「60 Seconds!」は1万ウォン台の価格で売られている。ポーランドで製作されたこのゲームは元は韓国語対応していなかった。最近人気を集めたため、アマチュアの開発者が韓国語版を出した。ユーザーが急増したため、韓国語版の最新バージョンも登場した。
戦争関連商品の販売量は増えた。インターネット通販大手、オークションによると、先週初めには携帯ラジオの販売が前週比で約40%増えた。「戦争の際に避難放送を聴くため」との分析だ。戦闘食料の販売量も普段に比べほぼ倍増した。非常食、救急箱、防毒マスク、テント、懐中電灯などが入った「戦争対策持ち出し袋」を販売している通販サイトは「先週から注文が数倍に増え、現在は1週間待ちという状況だ」と説明した。大衆文化評論家のチョン・ドクヒョン氏は「戦争コンテンツが人気を集めるのは、戦争に対する一般人の懸念がそれだけ大きいことを反映している」と評した。
こうした「戦争マーケティング」が「不安感をかき立てる」との批判もある。あるコメディアンが戦争用持ち出し袋を購入し、中身を紹介する映像を公開したところ、そうした批判を受けた。
キム・サンユン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
教えておいてやる。
災害や戦争時には韓国人自慢のスマホは使えないからな。