なんか、文の息のかかった韓国軍司令官が、在韓米軍の行動阻止のため、基地破壊工作しそうだなw
2018/01/14 05:08
【コラム】10年後の金正恩、トランプ、そして文大統領
西洋のことわざに「最後のわら一本がラクダの背を折る」というのがある。大荷物に耐えていたラクダにも限界があるという意味だ。「核安全保障の臨界点」もそうだ。このことわざがしばしば北朝鮮の核問題を分析するのに用いられる。ある英国紙は「2018年米朝最終決戦」を予想した。ラクダが持ちこたえられなくなり、「乱闘劇を起こす時期が来た」と書いた。
安全保障の臨界点を超えさせる最後のわらとは何か。北朝鮮は昨年、ミサイル23発を撃った。それから数えて24発目が「最後」かもしれない。核ミサイルを太平洋のど真ん中で爆発させる「主体(チュチェ)の鳥」実験が行われる可能性があるからだ。マサチューセッツ工科大学(MIT)のビピン・ナラン教授は「弾頭部分に鉄の塊を入れた模擬実験ではなく、本物の核を装着した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を太平洋に撃つ実験が『主体(チュチェ)の鳥』だ。1962年に米軍がSLBMの『ポラリスA2』を撃ったのを『フリゲート・バード(軍艦の鳥)』と呼んだことにちなんだ」と話す。
北朝鮮がミサイルに燃料を注入し、弾頭部分に本物の核弾頭を取り付けた形で発射準備を進めていることを米国が感知した時点が「レッドライン」の崩壊だ。今回の南北高官級協議で平昌冬季五輪期間の北朝鮮による挑発の可能性は低下した。トランプ米大統領も「南北対話の間に軍事行動はない」と明言した。しかし、それは逆説的に「平昌以降」に神経を尖らせる言葉だ。「審判の時」がやってくるとの言葉も聞かれる。我慢していたくしゃみは大きい。
先月4日、コロンビア大のマーク・セドン教授は「米中央情報局(CIA)の首脳部がトランプ大統領に北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発を中断させられる時間は3カ月しか残っていないと報告した。3カ月がたてば、北朝鮮が米大陸を攻撃する能力を備える」と指摘した。当時から起算すると、3カ月後は2月末から3月初めだ。平昌冬季五輪が終わった時期と一致する。北朝鮮が「主体の鳥」を飛ばせば、コップの水はあふれる。
冷静に考え、思考は深いものでなければならない。今回北朝鮮が南北対話に応じたのは、文在寅(ムン・ジェイン)政権の「デタント努力」の成果だろうか。トランプ政権の「厳しい圧力」のせいだろうか。それを冷静に問い、答えを出す戦略家が大統領府(青瓦台)の地下バンカーのウォーゲームのテーブルで重要な位置を占めていることを願ってやまない。「文のニンジン」と「トランプのむち」は絶妙な役割分担ではなく、ただの拍子外れだ。
ブッシュ政権で国家安全保障会議の北朝鮮担当を歴任したスミ・テリー氏は「今回の南北対話で北朝鮮は財政的、政治的に損はしない。ソウルとワシントンを引き裂く良い戦略だ」と指摘する。
それならば、マティス米国防長官が語るように、なおも「暗雲が迫っている」のだろうか。あるいは雲は晴れつつあるのだろうか。ニュート・ギングリッチ元米下院議長はインタビューで、「トランプ大統領は北朝鮮が非核化に合意し、韓米が北朝鮮への不可侵を約束する取引を期待しているようだ」と話した。北朝鮮の核放棄と米国による不可侵の約束を交換する取引だ。
「不可侵」はともかく、「主体の鳥」の放棄は幻想にすぎない。むしろ北朝鮮は板門店での対話を盾に「平昌以降」を無事乗り切り、「10年後」まで見据えているのかもしれない。北朝鮮の誰かが金正恩(キム・ジョンウン)に「時間はこっちの味方だ」とささやいているのだろう。
トランプ大統領は10年後、フロリダの別荘「マー・ア・ラゴ」で過ごす老人だ。文大統領も順調に任期を終えれば、10年後には平凡な市民だ。金正恩は10年後にも国際社会が黙認する核保有国の指導者として君臨している可能性がある。10年後、彼が44歳という若さで韓米の大統領をからかい、域内で核ゲームの盟主を名乗っているかどうかは誰も分からない。