「日中関係改善こそ大局、ほかのことは二の次」=中国紙が社説 より
2018年4月16日、環球時報は「日中関係の改善を進めなかった者は愚かだ」とする社説を掲載した。
記事は、王毅(ワン・イー)外相が中国外相として2009年以来9年ぶりに訪日したことなどから、日中関係改善の機運はますます顕著になっていると指摘。その背景には日本政府の対中姿勢がポジティブになっていること、日中貿易が昨年に下げ止まりして回復基調にあること、両国が突発的な軍事衝突を防ぐ海空連絡体制の協議を進めていることがあるとした。
その上で「日中関係でより必要なのは、両国の利益のバランス化を実現することよりも、両国がどんな心積もりで互いの問題を見るかということだ。日中関係を緊張させた主たる問題は中国の台頭にある。日本は中国の急成長に適応できず、中国を威嚇し、中国の成長を阻もうとした。そして中国の社会全体はこのような日本の反発を受け入れることができなかった。8年の衝突を経て、日本社会は徐々に両国の差に適応しつつあり、中国とアジアの覇権を争うという姿勢も崩れ始めた」と論じている。
また「日本は戦略的に米国に完全に傾倒することであまたの損失を生んだ。米中の中間に立つことが日本の国益に合致することは間違いなく、迷走中の日本の回帰点になるはずだ。そうすれば、国の安保上も、経済や外交においても、状況が好転し、より有利なポジションに立つことができる」と指摘した。
http://www.recordchina.co.jp/b592309-s0-c10.html
記事の「日中関係を緊張させた」要因については言いたいこともあるが本筋ではないので置いておきます。
他国との関係を良好に保つ、というのは手段であって目的ではない。
それによって得られるもの、失うものを天秤にかけねばならない。
中国は近代国家ではない。韓国のように安全保障を求めて接近した国がどういう扱いを受けるか。
まして日本は中韓と異なり大陸国家ではなく海洋国家である。
潜在的に常に利害が対立している。
そんな国に中国が甘い扱いをする、と夢想するのはばかげている。
周辺国のみならず日本に対しても益々様々な狼藉を働くことだろう。
中国の言う「日中関係の改善」とはそういう狼藉を認めろ、ということだ。
日本は別にアジアの覇権(笑)など求めたりしない。日本にその気があったら米国のプレゼンスが低下する前にとっくにやっていただろう。アメリカの思惑と違って日本は太平洋戦争で「懲りた」のである。だから中国の言う「日中関係の改善」は日本にとって利よりも害が大きい。
沖縄の翁長さんとかはその辺のことがわかってないんじゃないかな。