北朝鮮のため塞がれていた韓国OSJD正会員への道、開かれるか
2018年04月23日14時00分 中央日報/中央日報日本語版]
呉泳食社長が19日、ベトナム・ダナンで開かれたOSJD社長団総会で演説をしている。(写真提供=KORAIL)
「年内に大陸鉄道の正会員になる可能性はまだあります」
今月20日午後、ベトナム・ダナン空港で会った韓国鉄道公社(KORAIL)の呉泳食(オ・ヨンシク)社長(53)はこのように力強く述べた。呉社長は、17~20日にダナンで開かれた第33回OSJD(鉄道国際協力機構、Organization for the Cooperation of Railways)社長団会議に参加して帰国する途中だった。
OSJDは旧ソ連および東欧圏国の間に国際鉄道協約を結ぶために1956年に結成された協力機構で、ロシア・中国・北朝鮮・モンゴル・チェコ・ハンガリー・ポーランドなど28カ国が正会員となっている。韓国が大陸鉄道に進出するには同機構への加入が必須だ。韓国は2000年代初期に初めて正会員への加入を推進し、2014年からは毎年試みているが、北朝鮮の反対でまだ実現していない。
呉社長は「今回の会議でも北朝鮮の反対で正会員加入の件が否決されたが、6月にキルギスタンで開催されるOSJD閣僚級会議(最高意志決定機構)で韓国の正会員加入の件が正式議題として採択されたのは一定の成果と言える」とし「間もなく開かれる南北首脳会談と米朝首脳会談の結果次第では正会員加入の件にも肯定的な影響を期待することができる」と述べた。状況の変化により、閣僚級会議を通じて、正会員加入の件が最終通過する可能性が残されているという意味だ。
呉社長は「北朝鮮は反対しているが、以前よりも態度がかなり軟化したという評を耳にした」とし「韓国の正会員加入件を閣僚級会議の議題に採択したことについて北朝鮮が反対しないのもこのため」と説明した。呉社長は今回の社長団会議期間に、ロシア・中国・ポーランドなど主要会員国の代表と連鎖会談も行った。OSJD正会員加入への支持を要請し、両国間の鉄道協力強化を議論するためだった。
呉社長は「ロシアは韓国の正会員加入を積極的に支持している」とし「以前、推進して今は中断している『羅津(ナジン)・ハサンプロジェクト』の再開に対しても高い関心を寄せている」と伝えた。また「反面、中国は依然として北朝鮮との関係や立場を考慮し、以前までの態度を通そうとしているようだった」と付け加えた。
今年2月にKORAILの社長に就任した呉社長にとって、今回の国際舞台は初めての経験でもあった。呉社長は「過去14年間、高速鉄道を成功裏に運営し、先端情報技術を鉄道運営に組み合わせてきた我々のノウハウを、OSJD加盟国は非常に高く評価してくれた」とし「南北問題や政治的な問題のせいで、国際鉄道舞台で相応の役割と地位を確保できないのが残念だが、このような問題を解決できれば、韓国が国際舞台で非常に意味ある活動ができると考えている」と述べた。呉社長はソウル駅とワルシャワ駅(ポーランド)、プラハ駅(チェコ)等の姉妹提携を通じて、該当駅で両国の観光客が汽車旅行をより便利にできるようにする交流協力事業も構想中だ。
呉社長は北朝鮮代表団と関連した興味深い便りも伝えた。3人で構成された北朝鮮代表団が汽車を利用して平壌(ピョンヤン)から中国を経てダナンまで来たということだ。呉社長は「帰る時も列車を利用すると聞いた」とし「このように国際的に鉄道を連結して行き来できるということはいろいろな意味がある」と述べた。