「軍艦旗」は軍艦の艦尾に掲げられる、その船の中で最も大きな旗である。英語ではEnsign(エンサイン)と呼ばれ、軍艦の所属する国籍を示す海軍の国旗である。日本海軍の軍艦旗はいわゆる「旭日旗」が有名であるが、海軍が発足した当初は軍艦旗に「日の丸」が使用されていた。
明治3年10月3日、明治政府は太政官布告第651号によって「海軍御旗章国旗章並諸旗章」が制定され、「御国旗」として日の丸が定められた。これが、後の軍艦旗に当たるものである。その寸法は縦7尺8寸、横1丈1尺7寸、日の丸の直径は縦の5分の3とされた。

海軍「御国旗」
いわゆる「旭日旗」が軍艦旗として制定されたのは、明治22年10月7日のことである。勅令として制定された海軍旗章条例によって規定され、陸軍の軍旗と同じく16条の光線を持つ旭日旗が軍艦旗となった。以来、帝国海軍の艦艇には軍艦旗が掲揚された。諸外国の海軍には、海戦中にメインマストへ大型の軍艦旗を掲げる慣わしがある。帝国海軍においても、戦闘中は通常の軍艦旗に加えて、メインマストに巨大な軍艦旗を掲げ、これを「戦闘旗」と称した。戦闘が終了すると戦闘旗は降下された。勝利した海戦で使われた戦闘旗は「記念軍艦旗」として保存された。

軍艦旗